一部界隈で登場が待ち望まれていたMoto ZにQWERTYキーボードを追加する「Keyboard Mod」。昨年indiegogoでキャンペーンが行われ、今年1月末には実際に出荷が開始されていたのですが、その後の出荷が滞っている状態でした。
そして本日、残りの出荷をキャンセルするとの発表がありました。市販化の予定もありましたが、これも行われないとのこと。
キャンセルの理由についてはビジネス的な広がりの無さが主な要因となって様子。Moto Modsなので当然Moto Zシリーズでしか使えません。しかしそのMoto Zのシェアが微妙なので、小売店を通じての販売が困難なのだとか。
また、もともと3000台の生産を予定していましたが、部品の供給元からは1万4000台の製造を求められるなど、備品調達の問題も出ていたようです。
なお、Keyboard Modの開発チームは、Q-Deviceという新しいQWERTYキーボードデバイス(スマートフォンの模様)の開発をスタートしているとのこと。
Keyboard Modのキャンセル分については、Q-Deviceの購入に充当するか、PayPalでの全額払い戻しを選べるとのこと。払い戻しはPayPalのみで9月30日までに連絡する必要があるそうです。
Gemini PDAの人気などを見ていると、QWERTYキーボードの敗北というよりは、Moto Modsを選んでしまったのが失敗だったという感じでしょうか。Moto Mods、もう少し盛り上がると思っていたのですけどねぇ。
(via PhoneArena)
(source Indiegogo)