MMD研究所が「Rakuten UN-LIMITサービス開始後の利用者実態調査」を公開しました。調査期間は2020年6月26日~6月29日。対象はスマートフォンを所有している18歳~69歳の男女2万6624人。なお、アンケート調査により改修したサンプル構成比が、実際のスマートフォン所有人口構成比と異なることから、サンプルに重み付けを加えたウェイトバック集計した結果を利用しているとのことです。
まず、Rakuten UN-LIMITのシェアですが、MVNOを含め楽天モバルが7.1%。そのうちRakuten UN-LIMITを契約している人が29.1%で、全体では2.1%のシェアになります。
そのRakuten UN-LIMITを契約している500人を対象に利用用途を聞いたところ、メインのスマートフォンが67.8%でトップに。ついで、サブ機利用が28.8%、モバイルルーターが2.2%となりました。意外とメインでの利用が多いようです。
利用している端末では、AQUOSシリーズが27.5%でトップ。AQUOS sense3 plusやsense3 liteなどが人気なのでしょう。次いで、OPPO、Galaxyとなっており、このあたりは取り扱っている端末のバリエーション通りという感じです。
ただ、iPhoneで利用している人も少数ながらおり、そのうちの25%はiPhoneの利用が非公式だと知らなかったとしています。とはいえ、iOS向けのRakuten Linkを提供するなど、徐々に下地は固めつつあるので、それほど気にする必要はないのかもしれません。
気になる満足度ですが、総合的には、80%の人が「満足している」「やや満足している」とかなりの高評価です。
MNOとしての楽天モバイルは、普段からMVNOやMNO回線を複数契約し、さまざまな端末をいじり倒しているいわゆるガジェクラ界隈では、通信が不安定だったり、信用できないなどの理由で評価が低めな印象です。
しかし、本調査ではブランドの信頼性やデータ通信品質・安定性も高く評価されており、Rakuten Miniの技適問題なども含め、大多数の人にとってはさほど気にならないことなのかもしれません。
source: MMD研究所