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物理ファン搭載のゲーミングスマホ「REDMAGIC 9 Pro」レビュー

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REDMAGICが、公式サイトで予約販売を開始したゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 9 Pro」。最近のスマートフォンの常識であった背面のカメラバンプを無くし、両面ともにフラットなのが特徴のスマートフォンです。

REDMAGIC 9 Pro国内発表 背面もフラットなゲーミングスマホ
Nubia傘下のREDMAGICが、2023年12月にグローバル発表した最新ゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 9 Pro」の国内販売を発表しました。発売は1月23日。1月12日から公式サイトで先行予約販売が開始されます。 本体カラ...

そんなREDMAGIC 9 Proをレビュー用にお借りしたので、早速紹介したいと思います。

表も裏もフラットなREDMAGIC 9 Pro

REDMAGIC 9 Proのディスプレイは、6.8インチのFHD+(2480×1116)AMOLED。リフレッシュレートは最大120Hz。60Hz・90HZ・120Hzの自動切換えに対応しています。

16MPのフロントカメラは、REDMAGIC独自のUDC(Under Display Camera)を採用。以前のUDCは、カメラ部分だけディスプレイの表示が粗くなり、写真の画質ももう一歩という感じでした。しかし、REDMAGIC 9 ProのUDCは、肉眼でも判別が難しいレベルで目立ちません。

▲赤丸の部分にカメラがあります。ゲーム中などはまず見つけられません

写真のほうは、光が妙な滲み方をしますが、まずまずといったところ。

背面カメラは、50MP(14mm)+50MP(24mm)の2眼仕様。出っ張りがなく、背面のカバーガラスがそのままレンズの上も覆っています。

なお、今回借りたのは、Cycloneで、背面が透過仕様になっています。といても、中の基板が見えるわけではなく、デザインされた背面シート(?)が透過しているだけです。

▲一番下はレンズではなく物理ファン。LED発光が背面から見えるようになっています

▲カメラのUIはシンプル。広角や標準ではなく、24mm、14mmと画角を表示してくれるのは分かりやすい

▲こちらの写りは可もなく不可もなく。シャッター音は消せました

ちなみに、カメラバンプはなくなりましたが完全にフラットなわけではなく、フラッシュ部分がわずかに出っ張っています。出っ張りは、実測で0.25mmでした。これぐらいなら、背面を少し厚くして潰してしまってもよかったのではとも思います。

▲実はわずかな出っ張りはあります

右側面には、ボリュームボタンと電源ボタン(中央の丸いもの)、ゲームスペーススイッチ(赤いスライドスイッチ)があります。

ゲームスペースをスイッチ一つで起動可能

ゲームスペーススイッチは、スライドしてONにすることで、すぐにゲームスペースが起動しゲームを行える状態になります。

もちろんショルダーボタンも搭載。タッチ式のスイッチでサンプリングレートは520Hz。ちゃんと光ります。

ショルダーボタンは、タッチ操作を画面上の任意箇所のタップに置き換えが可能。単純なタップだけではなく、長押しやモーション検出なども割り当てられます。

▲タップに割り当てるのが一般的だと思います

実際に試してみましたが、原神など右手の親指操作が忙しいゲームでは、一部をショルダーボタンに割り当てることで多少操作がしやすくなります。ただ、慣れは必要です。

なお、原神のグラフィックス初期設定は「中」となっていました。フレームレートは上限30で「スムーズ」という判定。45や60にすると「非常に高い」となりました。

発熱は控えめ ただフレームは熱くなる

CPUは、国内初搭載となるSnapdragon 8 Gen 3。ベンチマークを実施してみたところ、AnTuTuは「2140738」、GeekBench 6はシングル「2285」、マルチで「7161」という結果になりました。

そうしていても引っ掛かりなどなく、ヌルヌル動くのが気持ちいいです。

また、これだけ高スコアを出しながら、発熱はかなり控えめ。AnTuTu中の発熱も、排気口付近を含めてピークで45度程度でした(室温24℃)。物理ファンの冷却効果はかなり高そうです。

ただ、背面やディスプレイ面よりも側面フレームが熱くなる印象です。このため、ずっと手に持っていると熱を感じやすいかもしれません。

ファンノイズはそれなりにしますが、ゲーム中であれば気にならないレベルです。なお、通話中には自動でファンがオフになるので、耳にあてたときにファンがうるさくて通話ができないということはありません。

NFCは搭載していますが、おサイフケータイには非対応(FeliCa非搭載)。この端末を購入する人は、おサイフケータイを求めているわけではないでしょうから、変にローカライズして価格が上がるくらいなら、このままでも良さそうです。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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