中国のECサイトGearBestから、Android 6.0搭載の7.9インチタブレット、Alfawise Tabをレビュー用に提供頂きました。
Alfawiseというメーカーを知らなかったのですが、公式サイトを見てみると、窓ふきロボットやキッチン家電などを手掛けているメーカーのようです。
7.9インチ iPad miniクローンのAlfawise Tab
肝心のタブレットですが、サイズは7.9インチ。いわゆるiPad miniクローンに分類されるタブレットです。
主な仕様は下記。同じく7.9インチのMi Pad 3と比較してみます。
仕様 | Mi Pad 3 | Alfawise Tab |
---|---|---|
ディスプレイ | 7.9インチ | 7.9インチ |
解像度 | 2048×1536 | 2048×1536 |
SoC | MediaTek MT8176 | MediaTek MTK8173 |
RAM | 4GB | 4GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
バッテリー | 6600mAh | 6200mAh |
カメラ | 13MP f2.2 / 5MP f2.0 | 8MP / 5MP |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n/ac | 802.11 b/g/n/ac |
高さ | 200.4mm | 204.0mm |
幅 | 132.6mm | 135.0mm |
厚さ | 6.95mm | 7.0mm |
重さ | 328g | 368g |
オーソドックスな外観
ベゼルはやや広めですが、横持ちするタブレットはこれぐらいあったほうが持ちやすくはあります。ホームボタンなどもオンスクリーンではなく外に出ている昔ながらのデザインです。
背面は8MPのカメラのみ。
底面はUSB Type-Cとスピーカー。スピーカーはタブレットにしては結構いい音がします。
上面に電源と3.5mmジャック。慣れかもしれませんが、上面の電源ボタンは少し使いづらいです。
右側面にボリューム。左側面はマイクがあるだけです。ちなみにSIMは挿せません。
Mi Pad 3と並べると、Alfawise Tabのほうが若干サイズが大きいです。
AOSP版のAndroidを搭載
中華タブレットというと、中身がカスタマイズされていることが多いのですが、意外なことにAlfawise Tabは素のAndroid 6.0を搭載しています。完全にAOSP版なのかは不明ですが、独自アプリなども入っておらず、非常にスッキリしています。
Android 6.0、しかもセキュリティパッチが2016年3月で止まっていたりするのを見ると、今後アップデートは来ないのだろうなという気しかしませんが、そこに目をつぶれば、独自UIで日本語化も面倒だったりするMIUIなどよりも手軽でいい気はします。
ベンチマーク結果は下記。
ベンチマークソフト | Mi Pad 3 | Alfawise Tab |
---|---|---|
AnTuTu | 81327 | 70673 |
Geekbench(シングル) | 1595 | 1467 |
Geekbench(マルチ) | 3805 | 2952 |
3DMark | 742 | 487 |
Mi Pad 3より1つ下のSoCだけにスコアも全体的に下がっています。とはいえ、普通に使う分には特に引っかかりやもたつきなどもなく、快適に使えています。
価格なりではあるけれど
単に8インチタブレットというのであれば、国内でもHUAWEIのMediaPadなど1万円台後半から購入が可能です。ただ解像度がFHD以下だったりRAMが2GB~3GBだったりするものが多いのも事実。
そんな中で解像度が2048×1536、RAM4GBのタブレットが2万円台前半(現在セール中で2万円以下)なのはなかなかにお買い得と言えそうです。
ただ先にも書いたように、今後アップデートは期待できないのが前提です。マイナーな機種だけにカスタムROMも難しいでしょう。自分で作れるのなら別ですけど。