ブログ飯で有名な染谷さんのオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」というオンラインサロンに参加しているのですが、このサロンの特典として、複数の出版社から、レビューを条件に献本してもらえる「ギガ盛りUnlimited」というサービスがあります。
染谷昌利 – 食べ過ぎ上等!ギガ盛りブログ飯 ~ネットで生き抜くマル秘レシピ教えます – DMM オンラインサロン
今回、このサービスを使って「Arduninoで始める電子工作超入門」を献本頂いたので、早速読んでみました。
これ1冊でできる!Arduinoではじめる電子工作 超入門 改訂第2版 Kindle版 | |
オームの法則からArduinoの基本、各種デバイスの動作まで幅広く解説
ガジェット好きな人なら何かと「Arduino(アルドゥイーノ)」という言葉を聞いたり目にしたりする機会が多いのではないかと思います。私もこれまで度々目にしてきたし、漠然と「あれやこれやできるマイコンボード」という認識だけ持っていました。
しかしそれではダメだろうということで本書で勉強してみようかと思った次第です。
本の構成
本書の構成は下記。
- Part 1 Arduinoとは
- Part 2 Arduinoの準備
- Part 3 プログラムを作ってみよう
- Part 4 電子回路をArduinoで制御する
- Part 5 I2Cデバイスを動作させる
- Part 6 シールドを利用する
- Appendix
全体をざっと眺めた程度ですが、図や写真が多用されていて、とても読みやすくなっています。基本的な内容は本文の中で説明されており、補足や専門的な内容は「NOTE」という形でまとめているというスタイルです。
Part 1 Arudinoとは
ここでは、そもそもArduinoってなんだ?というところから解説されています。ちなみに何かというと、
「Arduino」は、Arduino LLC社とArduino S.R.L社が開発および提供するワンボードマイコンです。手のひらに載るほどの小さな基板で、ICや端子などたくさんの部品がむき出しで付けられています。この小さなボード1つで、LEDやモーターなどの電子部品を動作させることが可能です。
というもの。
この辺の話はWikipediaにも載っていますが、それよりも分かりやすくかみ砕いて説明されている感じです。また、Arduinoの様々なエディションや派生ボードも写真付きで説明されいます。
Part 2 Arduinoの準備
Part 2では、パソコンとのつなぎ方、開発環境のインストール方法がスクリーンショット満載で説明されています。
part 3 プログラムを作ってみよう
Part 2で用意した2つの開発環境、Arduino IDEとS4Aの実際の使い方の説明です。ここだけはArduinoを離れて、基本的なプログラミングの解説(変数とか条件分岐とか)になっています。
Part 4 電子回路をArduinoで制御する
ここがメインとも言える内容で、実際に電子回路を組んでArduinoから制御する方法が解説されています。電圧、電流、抵抗、オームの法則、直列回路、並列回路、回路図の見かたなど電子回路の基本が一通り説明されているので、これまで電子回路に縁がなかったという人でも理解できるのではないかと思います。
ただ、全部が全部説明されているわけでもなく、タクトスイッチの説明の後にチャタリング防止回路、そしてシュミットトリガー機能をもった汎用ロジックICの説明がくるなど、内容のふり幅が大きいです。
教科書ではないので当然なのですが、「こういう場合にはこうするもの」という定石が載っている感じですね。
Part 5 I2Cデバイスを動作させる
Part 6 シールドを利用する
温度センサなどの汎用のI2Cデバイス、Arduino用に作られた機能拡張用のシールドの説明です。応用編ですね。
手を動かしながら見る本
この手の本は読んでお終いというわけではなく、実際に手を動かしながらリファンレンス的に使うもの。そんなわけで、AmazonでArduinoと電子部品などもセットになったものを購入してみました。
ArduinoそのものではなくArduino UNO R3の互換ボードです。
Kuman 40 in 1 Arduino用キット 初心者 アルドゥイーノメガ UNO R3対応互換ボード プロジェクタキット 基本セット 日本語マニュアル K4 | |
はんだ付け不要で、差し込むだけで電子回路を作れるブレッドボードも入っているので、小学生くらいの子供さんでも大人と一緒ならやれるかも。USB扇風機を制御したりする例も載っているので、それなりに楽しそうではあります。
そんな感じで、しばらくはこれをこれを使ってArduinoの勉強をしたいと思います。