BenQがFacebook上で行っていたプレゼントキャンペーンで、4K HDRなゲーミングモニター「EL2870U」を頂きました。この手のプレゼントに当選したことはほとんどないので、素直にうれしいです。
BenQのディスプレイはこれまでも何度かレビューをしていますが、今回のEL2870Uにも、以前にレビューした機種に搭載されているブルーライト軽減機能や、周囲の環境に合わせて画面の色味を自動調整するブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+:Brightness Intelligence Plus)が搭載されています。
4K HDRで応答速度1msのゲーミングモニター
サイズは27.9インチで、4K(3840×2160) HDRに対応。TNパネルを採用し、GtoG(Gray to Gray)での応答速度が1msと高速なのも特徴です。
また、AMD FreeSyncテクノロジーを搭載しており、グラフィックカードがこれに対応したもの(Radeonシリーズ)であれば、ティアリングやスタッタリングといったフレーム破損やカクツキなども抑えることが可能。ちなみに、PC以外ではXboxシリーズもFreeSyncに対応しているので、Xboxのモニターとしても最適な機種だと思います。
うちのグラフィックカードはGeforceなので、FreeSyncには非対応ですが、このままでも十分に滑らかにゲームができました。
インターフェース
インターフェースはDisplayPort 1.4 x1のほか、HDMI 2.0 x2。残念ながらUSBは非搭載です。
なお、本体底面に2wx2のステレオスピーカーも搭載。結構いい音が出ます。
アイケアディスプレイでもあるEL2870U
このディスプレイの特徴は1msな応答速度だけではなく、先に書いた通り、HDRやブルーライト軽減、そしてB.I.+に対応しているのも大きな売りです。
ブルーライト軽減は1日中ディスプレイを眺めている私にとっては、とてもありがたい機能。これがあるとなしでは、寝る前の目の疲れ方が全く違います。
ただ、残念なことに、ブルーライトの軽減はHDRとの両立ができません。HDRが有効の場合、ブルーライト軽減のメニューは選べなくなってしまいます。
なので、普段使いのモニターとして使うのであれば、普段はWindowsの設定からHDRをオフにしておき、PCでゲームや映画(Netflixなど)を観る場合はHDRをONにするという方法が良さそう。
もちろん、入力が3系統あるので、PCではHDRをOFFにし、PS4 ProやXboxを使う場合は入力を切り替え(OSDで簡単に切り替え可能)てHDRを堪能するというのもありでしょう。
なお、そのHDRですが、本体右下に切り替えようのボタンがあるものの、ソースが(入力が)HDRの場合、オフにはできません。ちなみに、ソースがHDR非対応の場合、HDRをエミュレートしてくれます。
PCでHDRを利用する場合の注意点
これはEL2870Uではなく、Chromeブラウザの不具合なのですが、Windows 10でHDRを有効にすると、Chomeの表示がとても暗くなります。
本来は、SDRコンテンツ(非HDRコンテンツ)の明るさ調整で明るくできるはずなのですが、これが効かなくなっているようです。
以前は大丈夫だった気がするのですが、最近のアップデートによる不具合なのでしょうか?なお、Chromeの設定で、「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフにすると明るくなります。
普段使いもできる高機能モニタ
Amazonのレビューを見てみると、ゲーム用として購入している人が多い様子。とくにPS4 Proとの組み合わせが高評価のようです。
ただ、ゲーム用と考えず、普通に4K HDRモニタとしても利用できます。さらにはアイケア機能まで充実しているので、普段使いでも利用価値は高いと思います。