4月7日(金)から、ビックカメラ有楽町店、ビックロ ビックカメラ新宿東口店が仮想通貨bitcoinでの支払いに対応したということで、早速試してきました。今回利用したのは有楽町店の4階、おもちゃ売り場。他のフロアや新宿東口店でも同様の対応だと思います。
bitcoin決済の利用方法
まずbitcoinで支払うためには、なにはともあれbitcoinを持っていなければいけません。今回、bitcoinの購入方法などには踏み込まないので、この辺は別途調べてみてください。
なお、ビックカメラが提携したのは国内でのbitcoin取引量がNo.1となったBitFlyerです。私はもともとBitFlyerを使っていたので支払いにもBitflyerのアプリを利用しましたが、もう一つの大手取引所Coincheckでも問題なく支払いはできるのではないかと思います。
ビックカメラ店頭で使ってみる
まずレジでの購入時、bitcoinで決済する旨を伝えます。この際、有楽町店の4階フロアでは、専用のレジに移動する必要がありました。他のフロア、店舗でどうなのかはわかりませんが、レジ打ちの前にbitcoinを使うと伝えたほうがいいかもしれません。
専用レジには、bitcoinの専用端末(iPhone 6/6s Plus)が備え付けられており、お店の人がこれを操作してQRコードを表示します。それを、Bitflyerのアプリを使って読み取ります。
読み取ったら、金額が表示されるので、問題なければ支払うをタッチして決済完了です。
当たり前ですが、決済の結果はリアルタイムにお店側に反映しているようです。
レートは?
今回、税込410円の買物(子供さんのトレーディングカードのスリーブ)で、支払ったbitcoinは0.00307BTCでした。レート的には1BTC = 133,550円となります。これは、その時のbitcoinの売却価格とほぼ同じでした。
便利だけど、まだ安定して使うのは難しい
今回のbitcoin決済対応は、主にインバウンド需要、つまり海外からの旅行者をターゲットしたものになっています。bitcoinであれば、いちいち現地通貨(この場合は日本円)に両替する必要もないし、クレジットカードと違い即時決済になるので利便性が高いということのようです。
ただ、bitcoinは投機目的での需要が高いことからもわかるように、価格の変動が大きいです。1日に1000円近く変動することもあります。数百円の買物であれば、気にするほどの影響もありませんが、数千円~数万円単位になるとばかになりません。
この辺りが安定してくれないと、実際に通貨として利用するのは厳しいかなぁというのが率直な印象です。
ただ、この先、実際の通貨に変換することなく、bitcoinで収入を得て、bitcoinでの価格付けで支払うのが当たり前になると状況はかわるかもしれません。現在は、実際の通貨に置き換えて考えるので、bitcoinが高い、安いという話になりますが、bitcoinが基本の通貨として流通するマーケットが誕生すれば、高い安いという考えはなくなるはず。
日本人が「今日の1万円は高い」とは考えず、1万円は1万円の価値しかないのと同様に、1BTCが1BTCの価値として認められれば・・・。まさにアンダーグランドマーケットの世界ですね。
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