4月21日に公開された映画「バーニング・オーシャン」を観てきました。
バーニング・オーシャンは2010年4月20日に海底油田掘削施設「ディープウォーター・ホライゾン」で発生した人類史上最悪の石油事故をもとにした映画。事故そのもの詳細は、公式サイトのほかWikipediaにもまとめられています。なお、原題は施設名でもある「Deepwater Horizon」。
この映画を観るまで勘違いしていた(というか気にもしていなかった)のですが、事故現場であるディープウォーター・ホライゾンは石油を採掘する施設ではなく、油田を探す施設だったのですね。そして油田が見つかり、いままで掘っていた穴に蓋をして原油が噴出しないようにする処理をしていたところで事故が発生したと。
公式サイトでは海洋ディザスター(大災害)大作と表現されていますが、映画としてはパニック映画に分類されるのかもしれません。ただ、実話がベースにあり、かつそれを限りなく再現することに重点がおかれているようで、パニック映画としての盛り上がりにはやや欠ける気がします。その分、淡々とした怖さのようなものがあり、一層の真実味を感じました。
納期遅れからくる手順の省略や安全対策の無視が幾重にも重なり大災害に発展していますが、これに近いことは一般のメーカーでもやっているのではないかと思います(もちろん規模は違いますが)。最近話題になっているUPQのディスプレイ仕様誤表記(というかUPQはその仕様になっていると思っていたけど、実際は違った)問題も、これに類する話だと思います。
それにしても、主人公マイク役のマーク・ウォールバーグ、トランスフォーマーでもそうでしたが、こういうサバイバルというか極限状態の強さ的な役が似合いますね。