docomoのスマートフォンには必ずインストールされている災害用キット。
その存在は知っていても、「いざ」というときにしか使わないし・・・っと気にしたことはなかったのですが、毎月1日と15日は実際に災害時に運用される災害伝言板の体験が可能ということなので、「いざ」というときに使いかたがわからないと困るしちょっと利用してみました。
各社とも毎月1日、15日はテスト利用が可能
docomoだけではなく、au、Softbankでも下記の期間はテスト利用が可能です。
- 毎月1日・15日
- 防災週間(8月30日から9月5日まで)
- 防災とボランティア週間(1月15日から1月21日まで)
- 正月三が日(1月1日正午から1月3日午後11時まで)※auは1月3日24時まで
関連:利用方法 | 災害用伝言板/災害用音声お届けサービス | サービス | モバイル | ソフトバンク
クリックだけでも登録できる災害伝言板
今回初めて災害伝言板を使ってみましたが、無事かどうかはクリックだけでも登録できるので、お年寄りや子供でも使いやすそうです。
なお、登録には特に本人確認や名前の登録などはなく、登録に使っている電話番号がそのまま利用されます。
このため、手元に自分のスマートフォンがないので人のを借りて登録・・・ということはできません。
安否確認もアプリ上から可能
メッセージの確認も同じ災害用キットのアプリ上から行えます。
確認時には相手の電話番号が必要ですが、端末の電話帳から検索することも可能です。
メッセージの確認はWEB上からも可能です。
⇒ 災害用伝言板
MVNOの回線では登録ができない
すべての回線で確認をしたわけではありませんが、so-netの0SIM、Freetel回線では災害伝言板への登録ができませんでした。
docomo端末(Galaxy S6 SC-05G)にMVNOのSIMを入れてもダメだったので、SPモード以外からは受け付けない、などの制限がかかっているのかもしれません。
こういうアプリに制限はいらないだろうと思うのですが、キャリアサービスなので仕方がないですね。
安否登録はweb171、パーソンファインダーで
MVNO回線で使えるdocomoの災害用伝言版の代替えサービスについては、IIJのてくろぐに詳しく説明されています。
参考:てくろぐ: MVNO(IIJmio)でも利用できる災害用伝言板・安否情報
結論だけ書くと、MVNO回線で利用するにはNTT東西が提供している「web171」かGoogleの「パーソンファインダー」を利用するのがよさそうです。
web171はdocomoの災害伝言板と同じく電話番号を利用しますが、その番号は手入力となっているので自分の端末がなくても人のを借りて登録ということができます。
パーソンファインダーは電話番号ではなく氏名での登録です。
確認はJ-anpiで
伝言メッセージの確認はNTTレゾナントのJ-anpiがよさそうです。
docomoだけでなく、au、softbank、web171、パーソンファインダーの伝言を横断して確認することができます。
家族で利用するサービスの共有を
J-anpiで横断的に確認できるとはいえ、災害時にはアクセス集中などでサイトがダウンする可能性がなくもないです。
確認手段を複数用意するという意味でも「いざ」というときに利用するサービスを家族間で共有しておくのがいいですね。