FREETELさんのご厚意で、SAMURAIシリーズ第3弾となるSAMURAI REI(麗)をお借りました。
以前に一度外観レビューは行っていますが、おさらいの意味も含めてあらためてレビューしたいと思います。
5.2インチながら軽量なFREETEL SAMURAI REI(麗)
FREETEL SAMURAI REI(麗)のスペック
レビューの前にまずはスペックです。
REI(麗) | MIYABI(雅) | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.2インチ | 5.0インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1280×720 |
プロセッサ | MediaTek MT6753 64bit 1.3GHz オクタコア |
MediaTek MT6735 1.3GHz クアッドコア |
RAM | 2GB | 2GB |
ストレージ | 32GB+microSD(最大128GB) | 32GB+microSD(最大128GB) |
カメラ | 13MP/8MP | 13MP/5MP |
バッテリ | 2,800mAh | 2,200mAh |
WiFi | a/b/g/n(2.4/5GHz) | b/g/n(2.4GHz) |
高さ | 145.8mm | 142mm |
幅 | 71.5mm | 72mm |
厚さ | 7.2mm | 8.2mm |
重さ | 136g | 150g |
価格 | 29,900円 | 19,800円 |
SAMURAIシリーズのエントリーモデル MIYABI(雅)と比べると各スペックが強化されているのがわかります。
ミドルクラスな端末ではありますが、メイン期としても十分通用しそうなスペックです。
写真レビュー 5.2インチを感じさせない軽さと薄さ
続いて写真レビューです。
同封物は本体のほか、USB-ACアダプタ、microUSBケーブル、SIM抜きピン。
5.2インチと大型の端末ですが、ベゼルも狭く大きさを感じさせません。
背面はそこはかとなくiPhoneっぽさを感じます。
正面向かって左上にSIMスロットがあります。
Dual SIMですが、SIM2はmicroSDと兼用するタイプなので、miroSDを使うならSIMは1枚(micro SIM)しか使えません。
なお、microSDと兼用するのはnanoSIMです。
特徴的はFREETELボタンは少し凹んだiPhoneタイプ
FREETELとしては初搭載となったホームボタン(FREETELボタン)ですが、形状は少し凹んでおり、形は違いますがiPhoneと同じような感じになっています。
同様のホームボタンを持つGalaxy S7 edgeはすこし出っ張っています。
どちらが使いやすいかは好みの問題ではありますが、私はGalaxyの出っ張ったタイプのほうが押しやすいかな。
このFREETELボタンには5つの機能が割り当てられています。
操作 | 機能 | |
---|---|---|
1 | タッチ | 指紋認証 |
2 | 軽くタッチ | 戻る |
3 | クリック | ホーム表示 |
4 | ダブルクリック | タスク表示 |
5 | 長押し | Now On Tap |
Now On TapはAndroidの標準でホームボタン長押しに割り当てられているので機能に含めるかは微妙なところですが、軽いタッチで「戻る」動作になるのは新鮮です。
設定により、通常のナビゲーションバーを表示することもできます。
指紋認証の速度はやや遅い
指紋認証の速度ですが、これと言って特徴がなく、よく言えば普通の速度です。
ストレスがたまるほどの遅さではありませんが、最近の機種の中では遅いほうですね。
他機種との指紋認証速度の比較は下記を参照してください。
他機種との比較
他機種との比較です。
Xperia X Performanceと比較
まずはXperia X Performance。
Xperia X Performanceが5インチ、REIが5.2インチなので、サイズは一回りREIのほうが大きいですが、厚みはREIのほうが薄くなっています。
Galaxy S7 edgeと比較
Galaxy S7 edgeと比較。5.5インチ端末だけあってGalaxy S7 edgeのほうが大きいですね。
iPhone 6sと比較
最後にiPhoneとの比較です。4.7インチ端末だけあって一回り以上サイズが違いますね。
FREETEL SAMURAI REI(麗)の中身
次にREIの中身についてです。
FreetelLauncher
デフォルトのランチャー FreetelLauncherはアプリドロワーがなく、すべてのアプリがホーム画面上にならぶタイプです。
クイック設定は下から上にスワイプ 通知は上からのまま
片手でも操作しやすいようにクイック設定系のメニューは下からスワイプで表示されますが、通知は上からのスワイプのままとなっています。
これは統一したほうがよかったんじゃないかな?
とはいえ、下からのスワイプでの表示は簡単で本当に片手で操作しやすいです。
結局、画面の端には指が届かないのですけどね。
SDカードを内部ストレージとしてフォーマット可能
起動直後のストレージの飽きは約25GB。Android 6.0からの新機能ではあるものの潰されていることが多いmicroSDを内部ストレージとしてフォーマットできる機能は有効のままでした。
microSDを内部ストレージとしてフォーマットすると何がいいのかが今一つはっきりしないのが悩みの種です。
APはFREETEL以外も入ってます
アクセスポイントは、FREETEL以外のIIJmio、bmobile、BIGLOBE、dti、umobile、DMMに楽天と各種設定済みでした。
ベンチマーク グラフィック性能は低いものの、デレステは動く
ベンチマークをとってみましたが、グラフィック性能はかなり低いです。
各種ベンチマークソフトの結果を、価格的に同等になりつつあるNexus 5Xと比較してみると下記のようになりました。
ベンチマークソフト | REI | Nexus 5X |
---|---|---|
Quadrant | 21,771 | 18,952 |
AnTuTu | 36,110 | 58,217 |
Geekbench 3 | マルチ:2,793 シングル:615 |
マルチ:3,051 シングル:897 |
3DMark | 195 | 1,045 |
予想通りですが、グラフィック性能が低く、3DMarkやAnTuTuなどでも表示はあきらかにカクカクです。
それでも「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ(通称 デレステ)」は3D標準でなんとか動作します。
詳細は下記の記事を参照してください。
少し残念なカメラ性能
残念ながら、カメラの性能はかなり低いです。
日光の下なら、まだ綺麗に見えますが、室内や暗所は苦手な様子。
まず赤いバラですが、なんというか「どぎつい」です。真ん中の花にタッチしたあとに撮影したのですが、見事に潰れていますね。
続いて室内です。
解像感はまったくないですね。ディテールが潰れていしまっています。
カメラについての詳細は下記の記事を参照してください。
まとめ
5.2インチと比較的大きなディスプレイを搭載していますが、片手でも非常に使いやすい端末になっています。
最初に書きましたが、メイン端末としても通用しそうです(カメラを重要視しなければ、という条件付きですけど)。
気に入った点
- 5.2インチ端末とは思えない薄さと軽さ。
- 格安スマホとは思えないスタイリッシュなデザイン。
- 片手操作を考えたUIは快適。
今一つな点
- カメラ性能が低い。メイン機として使うには物足りない。
- 下からスワイプの動作は慣れが必要(いつもの癖で上からやってしまう)。
カメラさえ良ければ、完全にこれ1台で済ませることもできそうでしたが、現状では1台でなんでもこなすというよりも、通話専用あるいはデータ通信専用端末として利用し、もう1台別に持つような使い方に向いている気がします。
正直なところ、普段は格安スマホにほとんど魅力は感じないのですが、REIは久々に持ち歩いてもいいかなぁと思えた端末です。
- ⇒ FREETEL
追記
HUAWEIが価格帯的にFREETEL REIのライバルとなるHUAWEI P9 liteを発表しました。
スペックだけを考えるならHUAWEI P9 liteのほうがコストパフォーマンスが高そうです。