Google Homeと組み合わせることで、各種家電の操作が音声で行えるNature Remo(ネイチャーリモ)。あまりにも快適なので2個目を購入し、自室とリビングの2か所で使い始めています。
そんなNature Remo、これまで何度か紹介してきましたが、当初から出来ることが増えてきたりしているので、あらためて紹介します。
赤外線で家電をコントロールするNature Remo
Neture Remoは、2016年にKickstarter経由で開発が行われた製品。2017年5月にKickstarter出資分の出荷が行われ、その後一般販売が開始されています。
[nlink url=”https://dreamseed.blog/news/nature-remo-smart-conditioner”]
そのNature Remoで何が出来るかですが、いわゆる学習リモコンです。もちろんそれだけではなく、スマートフォンにインストールした専用アプリ(AndroidとiOS)から操作が可能になります。
Nature Remoでできること
この手の製品はほかにも多くありますが、スマートフォンから操作するだけでは、リモコンがスマートフォンに代わるだけで、あまり便利とは言えません。
その点、Nature Remoは、Google Home(Googleアシスタント)、Amazon Echo(Alexa)、そして各種サービスを自動化できるIFTTTとも連携可能なのが特徴。
スマートホームに対応していない家電製品でも、Nature Remoを使うことで音声だけで操作できるようになります。
- 「OK Google、エアコンをつけて」
- 「OK Google、電気を消して」
- 「OK Google、チャンネルを4にして」
などが簡単に出来るようになるわけです。
Nature Remoで操作できる家電
Nature Remoにはダイキン、Panasonic、三菱電機、日立、東芝、富士通、SHARPなどのエアコン設定がプリセットされています。これらのエアコンなら、最初のステップでリモコンを向けるだけで登録が完了。
もちろん、それ以外のエアコンや赤外線が使える家電でも利用できます。ただその場合には、通常の学習リモコンと同様に各ボタンを一つずつ割り当てることが必要になります。
初期設定、Wi-Fi登録でエラーになる場合はルーターの近くで
初期設定やテレビなどプリセットされていない製品の登録方法は、公式サイトで詳しく紹介されています。
なお、Nature RemoのWi-Fiは2.4GHz帯のみなので、環境によってはかなり影響を受けます。初期設定後は大して問題にはならないのですが、初期設定時はかなりシビアで、電波状況が悪いとすぐにエラーになってしまいます。もし何度もエラーになるようであれば、ルーターの近くなど場所を変えて実施してみてください。
ネットワークに接続するので出先からも操作可能
この手の赤外線操作ガジェットは、単独で使用し、ネットワークに接続するのに別の製品が必要になるものもありますが、Nature Remoは自前でWi-Fiに接続できます。このため、外出先からでもインターネット経由で家電の操作が可能です。
帰宅前に自宅のエアコンを起動し、家に着いたらあったかい(涼しい)なんてことも出来ます。
また、先のアプリに登録した設定などは、Nature Remoのサーバー上に記録される(?)ようで、他のスマートフォンにも設定が共有されます。スマートフォンを機種変更する場合など一から設定のやり直しなんてことにはならず便利です。
スマートスピーカー連携で本領発揮
先にも書きましたが、リモコンの代わりにスマートフォンを利用するだけでは、あまり便利とはいえません。Nature Remoが本領を発揮するのはなんといってもGoogle HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーとの連携です。
発売当初は直接の連携ができず、IFTTT経由に限られていましたが、現在はAlexaのスキルやGoogleのアクションにも対応し、直接連携が可能となりました。
IFTTT経由ではエアコンの温度の上げ下げに難があったのですが、アクションで直接連携できるようになってからは、それも問題ありません。
Google Homeと連携する方法は、下記の記事で詳しく書いています。
また公式サイトでは、下記の記事で説明されています。
直接連携できるのは、1アカウントに付きエアコン1台、テレビ1台、照明1台のみ
連携できるのはエアコン1台、テレビ1台、照明1台のみです。これは、「Nature Remo、1台につき」ではないので注意してください。例えば、1階と2階のそれぞれにエアコンとGoogle Home、Nature Remoを設置している場合、アクションで操作できるのは1台のエアコンのみです。
ちなみに操作する機器を指定することはできず、Nature Remoのアプリで後から追加したほうを操作することになります。
エアコンを2台使ったり、Remoを複数台使い各部屋の照明を操作したい場合などには、アクション・スキルによる直接連携ではなく、IFTTT経由での連携が必要です。
追記:Direct Actionに対応したことで、1アカウントにつき各1台の制限がなくなりました。現在は複数台の登録も可能です。
赤外線対応ならなんでも
基本的に赤外線で操作できるものならなんでも利用可能です。ただ、天井についているシーリングライトなどは、リモコン対応していないものも多いです。
そういう場合には、ライトごと交換するのではなく、リモコン対応のアダプタを使うのも手です。
コンセントタイプもあるので、デスクライトや加湿器などにも使えそうです。
ちなみに楽天で購入するなら、楽天カード同時申し込みで5000円分のポイントが付きますので参考までに……。
今後のアップデートにも期待したい
現状でもかなり便利に使えるNature RemoとGoogle Homeの組み合わせですが、出来るならアクションで複数のエアコンを操作できるようになってほしいところ。あと、セットアップ時のWi-Fiの繋がりにくさも解消して欲しいと思います。
また、現在は有効化されていませんが、実は温度センサーや人感センサーなども搭載されています。APIも公開されたので、このあたりの機能もそろそろ有効になるかもしれません。
なお、AmazonでNature Remoを購入するときは、公式よりも高額で販売しているものがあるので注意してください。公式が販売しているのは1万4040円です。
公式サイトだと1万3000円で購入できるので、配達速度にこだわらないのならそちらで購入したほうがいいかもしれません。
また、ヨドバシカメラやビックカメラなどの家電量販店での販売も開始されたようです。
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