HTC NIPPONが発表したVRゴーグル LINK。先日、HTCグローバルレポーターの企画で台湾に招待された際、一足早く体験してきました。
[nlink url=”https://dreamseed.blog/news/htc-link”]
スマホVRなのに自由に動けるLINK
前面は一般的なVRゴーグルと同じ。ただし、スマートフォンは組み込みません。上部に付いているの筒状のものはトラッキングのためのマーカーです。
裏側。目の間の距離(瞳孔間距離)は調整できますが、前後方向の距離の調整はないため、メガネの人は裸眼だと上手く観れません。ただ、眼鏡をしたまま装着可能なのでそのあたりは安心。装着した感じではGear VRと同じかそれ以上の余裕はありました。
装着状態を後ろから。スマートフォン(HTC U11)は組み込まないものの、USB-Cで接続する必要があります(よく見るとUSB-Cのケーブルが分岐していますが、片方は充電用です。たぶん)。イヤホンはLINK側に挿します。
なお、この時HTC U11側には体験中のVRの画像が表示されています。
コントローラも2本付属。こちらにもトラッキング用のマーカーがあります。イメージ的にはPS VRのものに近いですね。
この時プレイしたのは、ボールをバットで打ち返して壁を崩す、3Dのブロック崩しだったのですが、動作・トラッキングとも非常にスムーズでした。HTC VIVEを利用しているのとそん色ない感じです。単純なグラフィックで最新PCほどの処理能力が必要ないというのもあるのでしょうが、スマートフォンを使ってVR空間を自由に動き回れるルームスケールVRを体験できるのは、かなりすごいことではないかと思います。
HTCはGoogle I/Oでスタンドアロン型のVRゴーグルを発表していますが、イメージ的にはそれとGear VRなどの組み込み型VRゴーグルの中間といった感じの製品です。なお、LINKの発表が25日になったのは、18日に発表されたスタンドアロンゴーグルに気を使ってのことだそうです。
[nlink url=”https://dreamseed.blog/news/google-standalone-vr-headset”]
攻殻機動隊ARISEとのタイアップ
このLINK、グローバルでの発表はなく、当面日本国内でのみの取り扱いとなるとのこと。これはHTCにとって日本市場が重要だということ、そしてその日本で新しいことを始めたいという想いの現れだということです。
そして、未来的なイメージが合致したということで、攻殻機動隊ARISEとのタイアップも発表されています。
タイアップと言っても具体的になにがどうなるわけではないのですが、「アイコニック・スポンサー」という位置づけで露出を増やしていくようです。
とりあえず、タチコマに持たせたら勝手に広まるんじゃないかな。ARISEに出てこないけど・・・。