レゴブロックで作るドローン、Flybrixが届きました。
世界初のレゴを使ったドローン「Flybrix」
Flybrixは見ての通り、レゴを使って組み立てるドローンです。
Bluetooth接続で各モーターを制御するメイン基板、モーター、プロペラ、バッテリーとレゴブロックで構成されています。
ブロックは、モーターを固定するパーツ以外はレゴの純正品が付属しています。
構成パーツ
今回購入したのは$189の「Basic Flybrix Kit」というスタンダートなタイプ。
操作はBluetooth経由でスマートフォンから行いますが、RCコントローラとRCモジュールが付属した上位版もあります。
ちなみにRCモジュール、コントローラは買い足すことも可能です。
パーツはいくつかの袋に小分けあれており、これはバッテリ、充電用ケーブル、microUSBケーブル、プロペラが入っています。
プロペラはAパーツ、Bパーツという2種類があり、羽の向きが異なっています。
これはモーターx8個。
回転方向が2種類あり、それぞれケーブルの色で区別できるようになっています。
心臓部の基板。
四隅にレゴの1ポッチが付いており、そのままレゴブロックに接続できます。
裏面のBluetoothのモジュール(?)には技適マークもあります。
あとはレゴブロック。
普通にレゴブロックなので、手持ちのレゴがあれば流用可能です。
バッテリと充電用のケーブル。
USB-A側にLEDが入っており、充電中は赤く光ります。
なお、約50分で満充電になるそうです。
組み立ててみた
パッケージにはマニュアルの類が入っておらず、マニュアルはWEBサイトを参照しろというぺら紙が入っているのみです。
マニュアル自体は、https://flybrix.com/buildにありますが、WEB上では参照できず、PDFをダウンロードする形です。
レゴを順番に組み立てるだけなので、そこで迷うことはないと思いますが、モーターとプロペラの組み合わせ、そして並び順だけは注意が必要です。
そんな感じで最初に作ったのが基本形のクアッドコプター。
マニュアル通りに作ると1ポッチでしか止まっていない部分が多くかなり脆いので、補強を考えたほうが良さそうです。
ヘキサ(6プロペラ)とオクタ(8プロペラ)も作ってみましたが、いまのところヘキサが一番安定していそうです。
操作はスマートフォンアプリから
操作はスマートフォンアプリから行います。
AndroidとiOSに対応しているのですが、Galaxy S7ではどうしてもBluetoothで接続できなかったため、今回はiPhone 7で操作しました。
おそらくBluetoothのバージョンやLEに対応しているかなどが問題になっているのだと思います。
アプリ自体はシンプルで、ペアリングとドローンのタイプ(クアッド、ヘキサ、オクタ)を選び、あとは操作するだけです。
操作は左の上下がスロットで左右がヨー、右がピッチとロールです。
ホバリングができない!
肝心の性能なのですが、いまのところホバリングが成功しません。
飛び立つことはできるのですが、すぐにあらぬところに行ってしまい、壁に激突するというのを繰り返しています。
フォーラムでも同様の書き込みが多く、みな苦労しているようですね。
まぁ、ものがレゴなだけにバランスをとるのも難しいのでしょう。
実際、公式の動画を見てもホバリングには成功して無さそうだし・・・。
それでも調整を繰り返して綺麗に飛べるようになったという人もいるので、この先はトライアンドエラーで頑張るしかなさそうです。
各種モータやセンサーの動作を調整可能
ちなみに、メインの基盤にはUSBポートがあり、PCと接続することで各モータの動作や基板上のジャイロや加速度センサなどの動作状態を確認することができます。
専用のアプリがChromeアプリになっているのが楽でいいです。
このアプリでなにかしらの調整を行うこともできるようなのですが、まだそこまで理解が及んでいません。
たぶん素人が手を出しちゃいけない部分な気がしています。
レゴを使うというのが唯一の魅力
最近はドローンも安くなってきて、1万円以下で購入できる小型ドローンはゴロゴロしています。
その中で、あえてFlybrixを選ぶ理由があるとすれば「レゴが使える」というただその点のみですね。
実際、レゴで組み立てていると時間がたつのを忘れます。
それぐらい楽しいし夢中になれるのですが、まともに飛ばないのがおしい・・・。
そこを頑張ってまともに飛べるようにする、というのも楽しみ方のひとつなんでしょうね。