4月に発表されていたLGの巻き取り式BluetoothキーボードRollyの後継機、Rolly 2 KBB-710を購入しました。
発表になってからずっと米Amazonで日本への出荷が可能になるのを待っていたのですが、いつの間にか国内正規版が発売されていました。
あやうく米Amazonから転送をかけて購入するところでした・・・。
5段配列になり数字キーが独立したRolly 2
先代のRollyは4段配列で数字キーがQWERTY列と同じ段にあり、Fnキーとの組み合わせで入力する必要がありましたが、Rolly 2では5段配列になり、数字キーが独立しました。
これにより、巻いた後の形状は四角か5角形になっています。
ちなみにパッケージも5角形の筒形です。
表面の材質も変わっており、従来は硬めのプラスチックだったのが、少し柔らかい素材になりました。
縦に一段増えただけではなく、横幅も増えています。
キーピッチは縮小、キータッチはふにゃふにゃ
キーボードを広げると電源が入るのは従来通りです。
縦横ともに面積が増えたことで、いままではFnキーとのコンビネーションで兼用されていたESCとBackも独立し、ほぼ通常のキーボードと変わらない配列となっています。
せっかくなので1段ずつ広げた画像もおいておきます。
ただ、面積の増加分に対してキーを詰め込みすぎたのか、キーピッチは従来の17mmから16mmへと縮小しており正直に言うとかなり打ちにくくなっています。
無理にキーを追加せず、キーピッチは保ってほしかったなぁ。
横幅だけでなく、縦も短くなっています。
キータッチ自体も従来よりふにゃっとした感じになってしまい、特にEnterやSpaceなどの大型キーは打鍵感そのものがありません。
キータッチの柔らかさは表面素材の変更も影響しているのかもしれませんが、この辺ははっきりいって改悪だと感じます。
スマートフォンスタンドは縦置きにも対応
背面にあるスマートフォンスタンドは横幅が狭くなり、以前はできなかったスマートフォンの縦置きにも対応しました。
スタンドを引き出すと斜めになっており、スマートフォンを置いたときの安定性も増しているように感じます。
電池は従来通り単4電池1本です。
iOSは実質非対応
購入したのは日本語版なので、当然キーは日本語配列ですが、iOSではなぜか英語配列として認識されます。
バグかと思ったら仕様のようで、付属のマニュアルにもiOSではキーの刻印通りには打てないから読みかえろというなかなかに無茶な記載があります。
また、Amazonのレビューにも書いてありましたが、iOSでの日本語入力で句読点「、」「。」がそれぞれ「,」「.」、長音記号「ー」が「-」と入力されてしまうという問題があります。
これはバグのようですが、修正がいつになるかはわからないようです。
上記のことから、iOSでは実質非対応と思っていたほうが良さそうです。
どうしてもiOSで利用したいなら日本語版ではなく、米Amazonなどから英語版を購入したほうがキーの刻印と入力できる文字が一致するので使いやすいはずです。
⇒ 米Amazon
※米AmazonやeBayなどで購入する場合はキートップの刻印が英語だけなのかハングル文字の記載があるのかは確認したほうがいいかも。特にeBayの出品の多くは韓国版のようです。
まとめ
コンパクトに持ち歩けるフルキーボードという点では便利だと思いますが、常用したいかと聞かれるとはっきりと「No!」と言ってしまいそうです。
ただ出先でちょこっと使う程度なら大丈夫かもしれないけど、普段から使っていないとキーピッチや打鍵感に慣れずに使う度にイライラするということにもなりかねないけど。
個人的には先代のRolly KBB-700のほうが数段使いやすい気がします。
それでもせっかくなので、慣れるためにしばらくメインのキーボードとしてPCに接続して使ってみることにします。
この記事もRolly 2を使って書いたのですが、普段よりもめっちゃ時間がかかりました・・・。