昨年、Kickstarterでキャンペーンを行っていたNature Remoが届きました。といっても届いたのは5月のことですが。
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エアコンをスマートフォンからコントロール可能に
このNature Remoが何者かというと、「スマートフォンから操作できるエアコンに特化した学習型リモコン」というのが一番ピッタリくると思います。この手のデバイスはさほど珍しくもないのですが、開発しているのが日本企業というのがちょっとだけ目新しいというか応援したくなる点ではあります。
実際にどんなものかというと、このような四角いデバイス。バッテリは非搭載でmicroUSB経由で電源接続が必要です。
WiFiを搭載しており、スマートフォンからコントロールが可能。Remo自体を家のネットワークに接続するため、外出先からエアコンをコントロールすることも可能です。また、現在は非対応なのですが、7月~8月中にIFTTTとの連携機能もリリースされるとのこと。位置情報を使って、家に近づいたら自動でエアコンをONにするといったことも出来るようになります。
アプリのUIはシンプル
アプリはiOS、Android用が用意されています。
エアコンの場合は国内で販売されているものはほぼ網羅されているようで、最初にリモコンをRemoに向けて操作(電源ボタンの操作)すると、メーカーを特定し、すぐに利用可能になります。
操作できるのは、電源のON・OFFのほか、風量、運転モード(送風、暖房、冷房、ドライ)、温度設定のみで、機種ごとにある細かい設定(エコモードとか)はさすがに操作できません。
なお、Remo自体に温度センサが内蔵されているようで、iOS用のアプリだと設定温度とともに現在の室温が表示されます。
赤外線リモコンならエアコン以外でも登録可能
基本は学習リモコンなので、赤外線を利用しているものならエアコン以外でも登録は可能です。その場合、各機能ボタンは個別に登録していく必要があります。
なお、複数のスマートフォンにアプリを入れている場合、一台で登録すれば、すべての端末にその内容が反映されます。データ自体はクラウド上に持っているみたいです。
今後の開発に期待
現状でも便利と言えば便利なのですが、先に書いた通りスマートフォンから操作できる学習リモコンでしかなく、あまりメリットを感じないのも事実。今後、IFTTTとの連携も含め、もう少しやれることが増えてくると便利さが体感できるようになるかもしれません。
とくにGoogleアシスタントなどと連携して音声コマンドでエアコンや照明がコントロールできるようになると使い勝手が上がりそうです。
なお、Nature Remo自体、現在は販売が行われていませんが、近々公式サイトで販売が開始されるようです。
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