MVNO業者がポケモンGOにかかわる通信を無料にするなどの施策を発表していますが、実際にどの程度のデータ通信量になるのか、またバッテリ消費の状況などを軽く計測してみました。
ポケモンGOのデータ使用量
約1時間30分外を総武線の小岩駅周辺を歩き回り、開始前と後とでデータ使用量を比べるという方法で計測してみました。
ゲームは1時間30分フォアグラウンドで動作させっぱなし、できるだけスリープにもさせず、ほぼずっと画面を表示させた状態です。
なお、使用した端末はGalaxy S7 edgeです。
1時間30分歩き回った結果
スタート時は15.36MBだったデータ使用量が、1時間30分で25.75MBになりました。
約90分で10.5MBほどの通信を行ったことになります。
1時間あたり7MBほどですね。
おそらくポケストップの数やポケモンの出現率などで通信量が変わると思うので、ポケストップが多い都心ではもっと消費するのではないでしょうか。
都心部ではポケストップの数が数倍あるのでデータ通信量が5倍程度と見込むと、1日3時間程度プレイするとして約100MBにはなりそうです。
がっつりプレイすると月に3GBは軽く超えてしまいそうですね。
バッテリの消費も確認
ついでにバッテリの消費量を確認してみました。
Battery Mixでの確認ですが、ゲーム開始前に90%あった残量が、1時間30分後に58%まで減りました。
ポケモンGOのバッテリセーバー機能は使用せず、ディスプレイもほぼつけっぱなしの状態ではありましたが、やっぱりモバイルバッテリが必須っぽいですね。
MVNOの対応
ポケコンGO絡みのデータ通信に関して、IIJmioとNifmoがポケモンGOの影響による通信量の増加により、通信速度が低下したとツイートしています。
既にお客様にはお気づきかもしれませんが、本日10時からあるゲームアプリが配信開始されたことによるものと見られる通信が急増したことにより、弊社設備の混雑が生じております。お客様にご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫びいたします。https://t.co/9FoxHDqkcM
— IIJmio (@iijmio) 2016年7月22日
なお、本日昼時間帯にNifMoの通信速度が通常より遅くなりましたが、おそらくアプリ配信による影響です(としか考えられません)。しばらくの間、平日昼や帰りの時間帯は速度低下が予想されます。増速は定期的に行っておりますが、直近の状況につきましてはご了承ください・・・。#ポケモンGO
— NifMo @ニフティ公式アカウント (@NifMo_Official) 2016年7月22日
このデータ通信の急増は一過性のものだと思いますが、しばらくは速度低下が続くかもしれません。
ポケモンGOの通信を無料にする施策
ポケモンGOにかかわる通信を無料にするというプランもDTI SIMとFREETELが発表しています。
ポケモンGOをプレイする人にとってはありがたいプランだと思いますが、一方でIIJmioでは無料化は行わないという姿勢を表明しています。
@tsuyo_oku 特定アプリに係る無料化した分の設備コストを、当該アプリを利用しないお客様の料金から充当することは、お客様にとって公平ではない施策であり、お客様自らのためにも良くないことではないかと考えます。どうぞご理解ください。
— IIJmio (@iijmio) 2016年7月22日
IIJmioの言っていることはもっともですね。
今後、他の事業者からもポケモンGO絡みの発表がある気がしますが、プレイしない人にとってメリットがあるのか、なども気に掛けるポイントかもしれません。