ショップジャパンからレビュー用に小型ミシン「ヌエッタ」を頂きました。
見た目がおしゃれで女子向けという感じですが、男性でも使いやすいミシンです。
軽量コンパクトなコードレスミシン
ミシンはたまに使う程度ですが、コンピュータミシンは結構重く、使い始めるのには気合が必要だったりします。
「使うぞ!」と思わないと使えないのです。
それに比べてヌエッタはかなり軽量コンパクト。
一般的なコンピュータミシンと比べると一回り小さいです。
そして、重さも約2.5Kgと片手でも簡単に持てるくらい軽いです。
ボタン類は最近のコンピュータミシンと比べるとはるかに少ないですが、「直線縫い」「まつり縫い」「ジグザグ縫い」「ボタン穴かがり」がそれぞれ3種類、計12パターンの縫い方が選べます。
これだけあれば普段使いで困ることはありません。
速度調整は「ゆっくり」と「はやい」の2種類、返し縫いはレバーになっており、押し下げている間は逆方向に進む仕様です。
ヌエッタの最大の魅力だと思うのが、乾電池(単3乾電池4本)でも動作するコードレスレス仕様です。
コンセントがない場所も使えるので、使う場所を選びません。
もちろんACアダプタでも動きます。
フットペダルを接続することもでき、これを使うと足でスピード調整しながら縫うことができます。
地味に便利なのが自本体上部の裁縫箱。
ボビンやハサミなどを入れておけるほか、糸のかけ方が書いてあるガイドブックをしまっておくことができます。
ミシンの糸かけって、普段使わない人にとってはかなり難しいので、ガイドがすぐに見れるのはうれしいです。
実際に使ってみた
そんなわけで、さっそく使ってみました。
今回は乾電池を使ったコードレスで、フットペダルを使ってみたのですが、フットペダルすごい便利ですね。
うちにあるコンピュータミシンは速度や停止などはボタン操作で行うのですが、布を抑えながらこのボタンを操作するのが結構大変です。
その点、フットペダルは足を離せば止まるし、速度も踏み方で「ゆっくり」と「はやい」が切り替えられるので、両手で布を持ちながらの操作が簡単に行えます。
ただ、フットペダルを使った場合の速度が、本体のスイッチを使った場合の速度と比べて若干遅い感じです。
速度的には、
フットペダルの「ゆっくり」 < 本体の「ゆっくり」 < フットペダルの「はやい」 < 本体の「はやい」
という感じ。
なお、本体を「はやい」に設定していてもフットペダルを踏むとそちらの速さになります。
革も薄ければOK
公式サイトに合皮も縫えたと書いているので、せっかくだし手元にあった革も使って巾着リュックを作ってみました。
本体の生地はジャズネップで、巾着の底になる部分にだけ1mm厚の牛革を縫い付けいます。
「生地+革」は、上糸の調子を下げればなんとかOKでした。
ただ、革が2枚重ねになる左右の縫い代の部分はさすがにダメで、ここだけ革を漉いて薄くしています。
底の部分にハトメを使って紐を通したかったのですが、ちょうどいいサイズのハトメがなかったので別パーツでDカンを止めました。
この部分のみ、ミシンでも通らなかったので手縫いです。
革を使っても2mm弱ならなんとか縫えそうという感じですが、上糸の調子を下げないと上糸が切れまくります。
この辺は腕の差もあるのだろうなぁ。
完成品を子供さんに背負ってもらいました。
なかなかいい感じ。
もう少し大きめに作って自分用にすればよかった。
使い始めるまでのハードルが低い
ヌエッタのいいところは使い始めるまでのハードルが心理的にも物理的にも低いことだと思います。
軽くて小さいというのはやっぱりメリットですね、コンセントもいらないし。
最初にも書きましたが、「ミシンを使うぞ!」と気合を入れなくても、思い立った時にさっと出してミシンが使えるというのはすごく便利です。
一人暮らしの男性とか、ミシンは持っていないという人も多いと思いますが、ヌエッタなら場所も取らないし、これが1台あるだけど裾上げや、股ずれ防止のハートシックの取り付けとか手軽にできるようになるのでおススメですよ。
ハートシックは付けずに済むようになるのが一番ですけどね・・・。