Samsung Flowアプリがアップデートし、Galaxy端末の指紋センサでWindows 10のログインが出来るようになりました。
これは便利かもしれない!ということで、さっそくGDP PocketとGalaxy S8で試してましたが、結果はちょっと微妙かな・・・。
スマートフォンのロックを解除してから指紋認証が必要
まず、スマートフォンの指紋センサを使ってWindows 10にログインするというのがどういうことか、動画を撮ってみました。
スムーズに連携できているのがわかると思います。ただし、問題点もあります。
それは、スマートフォンのロックが解除されており、Samsung Flowが使える状態になっている必要があるということ。つまり、スマートフォンにロックがかかっている状態だと、一度指紋認証なりPINなりでロックを解除した後、改めて指紋認証でWindowsのロックを解除するという手順になります。これは若干面倒というか、Windowsのキーボードを使ったほうが速いです。
「簡単にロック解除」で回避可能
ただ回避する方法もあって、Samsung Flowの設定で「簡単にロック解除」を有効にしておくと、「ロックが解除された状態の端末が近くにある」もしくは「スマートフォンのロックを解除したタイミング」でWindows 10にログイン(ロック解除)が可能になります。
これだとスマートフォン側の操作は1回だけで済みます。なお、この方法だとスマートフォンのロックを解除するだけなので、Galaxy S8で虹彩認証や顔認証でロック解除してもWindows 10にログイン可能。疑似的にそれらでログインしている気分にもなれます。
もっとも、虹彩認証や顔認証、まして背面にある指紋センサを使うには端末を手に取る必要があり、パスワードを入れるのとどちらが手間なのかというジレンマはあります。S7edgeとかS6だと正面に指紋センサがあるから楽ですけどね。
Windows側にはTPMが必須?
スマートフォン側で利用するSamsung FlowはAndroid 6.0以降のGalaxy端末でインストール可能。もちろん指紋センサを搭載している機種に限ります(指紋以外の認証方法は使えません)。
Windows側にもアプリをインストールする必要があります。GDP Pocketでは問題ありませんでしたが、実は我が家のデスクトップ(自作機)でシステム要件を満たしていないと言われ起動できませんでした。
Samsung Flowで必要になるドライバ類を入れようとすると下記のメッセージがでるので、TPMが有効になっていないと使えないのかもしれません。
うちのマザーボード(ASROCK H270 Pro4)はそもそもTPMモジュールを積んでいないのでダメってことかな・・・。