Sonyが発売した耳をふさがない完全ワイヤレスなイヤホンXperia Ear Duo。それと同じ「デュアルリスニング」を採用した有線版のイヤホンSTH40Dを購入してみました。
周囲の音を遮断しないデュアルリスニング
あらためてデュアルリスニングを説明すると、一般的なイヤホンとは違い耳を完全にはふさがず、外部の音も聞こえるようになっているもの。独自設計の音導管により、音をダイレクトに鼓膜に届けるとしています。
これにより、音楽を聴きながらも普通に会話が可能。相手の声がちゃんと聞こえるため、イヤホンの音量によってつい声が大きくなってしまうなんてこともありません。
専用イヤピースは3サイズが付属
デュアルリスニング構造のため、耳に掛ける部分がやや特殊ですが、イヤホンとしては一般的なもの。付属品はイヤピースと収納用のポーチ。
ポーチはバネが入っていて、左右から押すとカパッと開くタイプです。
イヤーピースはS、M、Lの3種類(Mが標準で装着済み)。イヤピースに左右があるため、サイズ別ではなく左右別で袋詰めされています。
ユニットとイヤーピースにLとRの表記があります。
そして特異な形状のドライバーユニット。耳の後ろにくる部分はXperia Ear Duoよりも小さくなっています(持っていないので比較できませんが)。
耳への装着は下から差し込むような感じで行います。一般的なイヤホンよりも圧迫感はありませんが、イヤホンで耳が痛くなる感じはほぼ同じ。そこを期待している人には残念かも。
ケーブルにはマイク付きのリモコンも付属。ボリューム調整のほか、マルチファンクションキーの2回押しで曲送り、3回で曲戻しの操作にも対応。なお、iOSではボリューム操作は行えないとのことです。
音質はそれなり。それよりもデュアルリスニングに魅力を感じるならあり
音質については、低音がやや物足りない気はしますが、中高音の伸びはそれなり。辺にくぐもって聞こえたりとかはありません。音漏れについても、常識的な音量で聞いている範囲では静かなところでもほぼ聞こえません。電車の中などでも、問題はないでしょう。
装着状態でも普通に会話できるのは新鮮は体験です。反面、周囲がうるさいと音楽が聞こえにくくなり、音量を上げると会話も聞こえづらくなるというジレンマはあります。それでも周囲の音が聞こえる利便性は一度体験すると癖になりそうです。
こうなってくると、ワイヤレスなXperia Ear Duoが欲しくなりますが、買い直すのも高いので、ANKERのBluetoothレシーバーで代替。当面はこれでいいかな。
Xperia Ear Duoは気になるけど、価格がネック、あるいはイヤホンは有線派。だけどデュアルリスニングに興味はあるという人は、このSTH40Dを試してみるのもありかと思います。
カラーは今回購入したグレーのほか、ブラック、ピンク、グリーンの4色展開です。