先日紹介したSpigenの塗るだけで画面を保護できるという「GLAS.tR Nano Liquid」を購入してみました。スマートフォンのディスプレイに塗布すると主素材の二酸化ケイ素(SiO2)が水晶化し、強化ガラス(鉛筆硬度9H)程度の被膜を作るというもの。
後編をアップしました。結果として、傷防止には心許ないようです。
この手の製品は、以前にグラスアーマーで試したことがあり、その際は確かに傷が付きにくくなったのを確認しました。
なお、このグラスアーマーの記事にも書きましたが、コーティングがあろうとなかろうと、スマートフォンの画面はカッターぐらいでは傷はつきません。これはカッターの刃(モース硬度4~5程度)よりもガラス(モース硬度5~6程度)のほうが硬いためです。
※もちろん、カッターの刃やスマートフォンによります。試す方は自己責任で。ゴリラガラス5は少し柔らかいのではないかという話もあります。
以前のグラスアーマーの記事では、硬度が同じガラスを割って傷をつける実験をしましたが、今回も同じようにやってみようということで購入してみました。
作業手順(ナノリキッドの塗り方)
内容物は清拭用のクロスとクリーニング用のウェットクロス(WIPE 1)、ナノリキッドが付着したクロス(WIPE 2)のみ。
クロスで画面を拭いてからWIPE 1、WIPE 2の順に画面を拭いていくだけです。WIPE 2のナノリキッドはかなり蒸発しやすいので手早い作業が必要です。
WIPE 2で拭いた状態で5~10分間放置。ちなみにこの時間、なぜかフランス語だと10~15分になっています。フランス人はせっかちだから長めにしてるとかなのかな……。
10分経過後が下記。かなりムラになっています。
これを付属のクロスで磨けば作業終了です。
この状態で48時間経てば、硬化完了とのこと。
なお、実験のため、ガラス板にも一部マスキングをして塗布しています。
とりあえず、これで48時間待ってみて、効果のほどを確かめたいと思います。
追記:後編をアップしました。結果として、傷防止には心許ないようです。