Kickstarterで出資していたSwitch-ConあらためC-Forceが届きました。専用のドックを使わないとTVに出力できないNintendo Switchに繋ぎ、ドック不要でTV出力が可能になるアダプターです。それだけではなく、PCなどでUSB Type-C接続のUSBハブとしても利用可能です。
なお、今回のSwitch-Con/C-Forceと同様の機能を備えたC-Force CF002は以前レビューしています。
Switch-ConあらためC-Force
Switch-ConとC-Forceの関係
当初の名称はSwitch-Conでしたが、Kickstarterのキャンペーンの最中に名称及び使用していたロゴが他社製品に似ていると問題視され、C-Forceに名称変更されました。
実は名称変更に先立ち、UPDATEで公開された内部基板(の型番)がTaobaoで販売していた「C-Force CF001」と酷似しており、この製品を流用している(パクった)のではないかとの指摘も行われていました。
そんな中で製品名が「C-Force」に変更され「ん~?」となったのですが、実はSwitch-Conのキャンペーンを行っていたのはTaobaoで販売していたC-Forceそのものでした(深センでチップ開発を行っているメーカーのようです。)。
ではTaobaoで販売していたのを世界初と銘打ってKickstarterで出資募集していたのかというと、それも若干違うようです。
Kickstarterで出荷されているものは、Taobaoで中国向けに販売していたCF001の改良版で内部のチップやソフトが新しく作り直されているとのこと。一応型番としてはCF001ではあるのですが、中身的には別物になっているそうです。
確認のしようがありませんが、きっと何かがあたらしくなっているのでしょう。
USB-Cハブとしても使えるSwitch-Con/C-Force
そんなややこしさのあるSwich-Con/C-Force、まずが外観から。
本体。表面はアルミ製でしっかりとした作りです。
先端部分にHDMIポートと充電用のUSB Type-Cポート。
側面にUSB 3.1のTyep-Aポートが2つ。
逆側面にはUSB Type-Cのポートが2つあります。
接続部は当然Type-C仕様です。
CF002とSwitch-Con/C-Forceを並べると下記のような感じ。
Nintendo Switchで使用可能
当然ながら、Nintendo Switchで使用できました。ただし、CF002の場合と同様、USB-Cでの電力供給が必要です。アダプタは純正品(もしくは15V 2.6A出力が可能なもの)を使う必要があります。
接続中のSwitchの振る舞いは純正ドックを使っている場合と同じです。本体の画面は消え、本体に接続した状態ではJoy-Conの操作は行えません。
CF002でのレビューでも書きましたが、純正ドックは旅行などの際に持ち運ぶのがとても邪魔なので、そういうシーンでは非常に重宝しそうです。
PCとの接続もOK。USB-Cハブとしても利用可能
Switch専用というわけではなく、PCなどに接続してUSBハブとしても利用可能です。またPC側が対応していればUSB-C経由でのHDMI出力も行えます。
ただ、PC(GPD Pocket)で利用する場合、USB PDで充電しながらのHDMI出力が行えませんでした。
CF002では充電しながらでも利用できたのでGPD Pocketの仕様ではなく、Switch-Con/C-Forceの仕様だと思います。
今回試してはいませんが、Macbookでの使用もサポートしているそうです。
Galaxy S8でも利用可能
CF002と同様、Galaxy S8のHDMI出力にも対応しています。といっても、これはGalaxy S8の機能によるもの。
一部でGalaxy S8のDeXに対応しているという情報も載っていますが、DeXには非対応で、あくまでもスマートフォンと同じ画面が表示されるだけです。
ちなみに、C-Forceの製品でCF003というのもあり、こちらはGalalxy S8のDexに対応していますが、代わりにSwitchには非対応です。
CF003にはSwitch対応版とDeX対応版の2種類あるそうです。
旅行・出張時にSwitchを持っていくならぜひ1つは欲しいアダプタ
Switchを外に持っていかない、持っていってもTVに繋いだりしないというのであれば必要はありませんが、旅行先でも大画面で楽しみたい、みんなワイワイと遊びたいというのであればぜひとも持っておきたいアダプタだと思います。
これまでは中国のECサイトから購入するしか方法がありませんでしたが、今回のKickstarterのキャンペーンが成功したことで、Switch-Conのサイトから送料無料で日本への発送にも対応しました。価格は$69(7500円)。
Switchで使うだけならよりコンパクトなCF002のほうがおススメなのですが、現在はTaobaoから入手するしかない様子。これもそのうちSwitch-Conのサイトで販売してほしいところです。
なお、並行輸入というとかほぼ中国からの発送のようですが、日本のAmazonでもいくつか出品されています。CF002は多少割高になっているためTaobaoで購入したほうが安くなりそうですが、Taobaoで買うのが面倒だという人にはいいかもしれません(ただし、Prime対応以外の出品はおススメはしません)。
任天堂が純正で出してくるのが一番ですが、やっぱり上海問屋かサンコーレアモノショップあたりで取り扱ってほしいアイテムです。
追記:KTRMが正規代理店となり、国内でも販売が開始されました。
【国内正規代理店品】KTRM C-Force CF001 USB Type-C 3.1 HDMI マルチポートニンテンドー スイッチ ポータブル ドック MacBook Pro 6-in-1 メーカー保証 | |