東京ドームシティの黄色いビル6階にある宇宙ミュージアム TeNQに行ってきました。
目当ては11月6日まで開催している「君の名は。」とのコラボ企画「新海誠が描く宙展」です。
体験型展示の宇宙ミュージアム
TeNQは「宇宙を感動する」というコンセプトの施設で、単に宇宙の情報を展示するというだけでなく、体験型というか遊びながら学べる感じの施設です。
雰囲気はお台場の日本科学未来館に近いですね。
小惑星イトカワの模型だったり、火星の情報だったりといったまじめなものもありますが、「宇宙で打ち上げ花火をやるとどうなるか?」「宇宙で殺人事件が起きたらどこの法律で裁くのか?」といった興味深い雑学もてんこ盛りでした。
ちなみに打ち上げ花火は、燃焼剤が使われているので宇宙でもちゃんと開き、綺麗に円形に広がるそうです。
だれか試したのかな?
殺人事件は、地上では事件が起きた国の法律で裁くのが普通ですが、宇宙の場合、容疑者(被害者ではなく)の国の法律で裁かれるそうです。
シアターはイマイチ・・・
ここのウリとして、「はじまりの部屋」とそれに続く「シアター宙」という映像系コンテンツがあります。
この2つはかならず視聴しなければならず、これを見るためにTeNQ自体の入場も15分単位で時間指定となっています。
内容的にはプロジェクションマッピング(はじまりの部屋)と直径11mの円形スクリーンを使った4K動画なのですが、正直、「それで?」という感想しか持てませんでした・・・。
カップルで行ったりすると「綺麗だね~」とかで盛り上がれるのかもしれないけど。
そして私以外は全員カップルだったけども。
「新海誠が描く宙展」
肝心の特別展示「新海誠が描く宙展」ですが、「君の名は。」の絵コンテやロケ写真と作画の比較、監督のインタビュー動画などが展示・上映されていました。
初公開という原画や設定資料の展示はありますが、それ以外にあまり目新しいものはなく、ちょっと期待外れかなぁという印象ですが、「君の名は。」が好きな人ならそれなりに楽しめるかも。
絵コンテは実際の作画よりもコミカルな印象で面白かったです。
入場料が高い
今回は宙展を見るために行きましたが、入場料が1,800円(事前購入なら1,600円)とかなり高いです。
展示内容(というか展示量)的にはこの半額でも高いと感じるレベルなので、今回の宙展のような特別展示に価値を見いだせるかどうかがポイントになりそうです。
ただ、入場料を度外視するなら展示自体は面白いので、宇宙好きなら一度くらいは入っても損はしないと思います。