先日紹介したXiaomi Mi Maxが届きました。
早速フォトレビューを中心にファーストインプレッションをお届けします。
今回の購入はGearBest
Xiaomiの製品は基本的に中国圏での販売がメインなので、香港での販売が始まらないと入手に難があるのですが、GearBestという中国の通販サイトで日本へ直送してくれました。
Mi MaxにはストレージとRAM容量の違いで3つのバージョンがありますが、購入したのは最下位のRAM3GB、ストレージ32GBのモデルです。
本体が$266.89、DHLでの送料$5.07、保険が$6.34でトータル$277.10、PayPal決済で29,038円でした。
そういえば今回は国内消費税なかったですね。
GearBestについてはあらためて紹介したいと思います。
Xiaomi Mi Maxのフォトレビュー
まずはフォトレビューから。
パッケージはこんな感じです。
Xiaomiの製品は初めて購入しましたが、非常にシンプルですね。
側面に「US」というシールがあったのですが、これは米国向けということ?
同封物は本体のほか、SIM抜きピンと簡単な注意書き、microUSBケーブル、USB-ACアダプタのみ。
ACアダプタは日本や米国と同じAタイプだったのでやっぱり米国向けっぽいですね。
正面は非常にシンプルです。
ナビゲーションバーはオンスクリーンではなくディスプレイ外に出ています。
ガラス面は周辺がわずかに湾曲している最近はやりの2.5Dというやつですね。
見栄えはいいのですが保護シートが貼り難いので、あまり好きではありません・・・。
背面には指紋センサがあります。
背面中央部分はアルミ筐体ですが、上下はプラスチックになっています。
正面向かって右側面にボリュームと電源。
正面向かって左にSIMスロットがあります。
SIMスロットはSIM1がnanoSIMとmicroSDの兼用、SIM2がmini SIMです。
4G+3Gのデュアルスタンバイに対応しています(後述)。
上面には3.5mmジャックと赤外線でしょうか?
底面にはmicroUSBとスピーカー。
背面の両端がGalaxy S7 edgeのエッジスクリーンのように湾曲しているので、手に持ったときにあたりが柔らかく非常に持ちやすいです。
何とか片手でつかめるサイズですね。
4G + 3Gの同時使用が可能
最近徐々に対応機が増えてきている4G + 3Gのデュアル待受け。
どういうことかというと、これまではデュアルSIMといっても1つのスロットに4G(LTE)/3GのSIMを挿すと、もう一方は2G(GSM)しか使えないというのが普通でした。
しかし、Mi Maxでは片方にLTEのSIMを挿しても、もう一方で3Gの利用も可能になっています。
これで何ができるのかというと、片方にキャリアに通話かけ放題のSIMを挿し、ネットへの接続はもう片方に挿した格安SIMを使うとか、海外では通話は日本で使っていたものをそのまま使うけど、ネットは現地で調達したSIMで・・・ということが可能になります。
サイズ的に通話で使うのは苦しいかもしれませんが、Z Ultraを通話で使っているという人もいるので、アリなのかもしれませんね。
カスタムOSのMIUI 7.8を搭載
HUAWEIの端末もカスタムOSのEMUIを搭載しており、そちらはまだ設定画面などにAndroidの面影が残っているのですが、XiaomiのMIUIは設定画面も独特で慣れるまでかなり戸惑います。
どこに何があるのか探すだけで一苦労でした。
なお、日本語表示にはデフォルトで対応していますが、フォントはいわゆる中華フォントです。
他機種との比較
Xiaomi Mi Maxのスペック
Xperia Z Ultra | Mi Max | HUAWEI P8 MAX | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 6.44インチ | 6.44インチ | 6.8インチ |
解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1080 |
プロセッサ | Snapdragon 800 2.2GHz クアッドコア |
Snapdragon 650 1.8GHz ヘキサコア |
Kirin 935 2.2GHzx4 1.5GHzx4 オクタコア |
RAM | 2GB | 3GB | 3GB |
ストレージ | 16GB+microSD | 32GB+microSD(最大128GB) | 32GB+microSD(最大32GB) |
高さ | 179.4mm | 173.1mm | 182.7mm |
幅 | 92.2mm | 88.3mm | 93mm |
厚さ | 6.5mm | 7.5mm | 6.8mm |
重さ | 212g | 203g | 228g |
リアカメラ | 8MP | 16MP | 13MP |
フロントカメラ | 2MP | 5MP | 5MP |
バッテリ | 3,050mAh | 4,850mAh | 4,360mAh |
指紋センサ | × | ○ | × |
防水防塵 | IP55,58 | × | × |
サイズ比較
気になっている人が多いと思う、Xperia Z Ultraとの比較です。
ディスプレイサイズは同じですが、全体にMi Maxのほうがコンパクトですね。
HUAWEI P8 Maxとも並べてみました。6.8インチだけあって一回り違います。
3台並べると、Mi Maxの小ささが際立ちます。
ベンチマーク比較
各種ベンチマークの結果も比較してみます。
Mi MaxはSnapdragon 650とミドルクラスなSoCなのですが、2年前のハイエンド、Snapdragon 800を軽く超えていますね。
3Dゲームも含め、ほとんどのアプリは問題なく動きそうです。
Xiaomi Mi Max | Xperia Z Ultra | HUAWEI P8 MAX | |
---|---|---|---|
Quadrant | 29349 | 3776 | 13176 |
Antutu | 79002 | 55782 | 49840 |
Geekbench3 | Single: 1492 Multi: 3695 |
Single: 930 Multi: 2776 |
Single: 876 Multi: 3535 |
3DMark | ES3.0: 1335 ES3.1: 861 |
ES3.0: 1090 ES3.1: 非対応 |
ES3.0: 67 ES3.1: 70 |
以下はXiaomi Mi Maxのエビデンスです。
16MPのカメラは伊達じゃない
ファブレットのカメラというとおまけ程度のものが多い印象なのですが、Mi Maxには16MPのカメラが搭載されており、普通に使える印象です。
せっかくなのでGalaxy S7 edge、Xperia Z Ultra、HUAWEI P8 Maxの写真と比べてみます。
すべての機種でHDRをONにしています。
カメラのインターフェースは非常にシンプルですが、横に構えて下からのスワイプでフィルター設定、上からのスワイプで各種設定の画面が表示されます。
3万円以下で買える端末としては破格の出来
前から言われていることですが、この端末が3万円以下(香港での価格は約23,000円)で買えるというのは驚き以外の何物でもないです。
国内だとエントリー~ローミドルな端末の価格ですが、まったくもって太刀打ちできないでしょう。
5万円代のハイミドル~ハイエンドくらいの性能は持っていると思います。
こういうのを日本メーカーが出して欲しいのだけど、無理なのかなぁ。
Xperia Z Ultraの後継になり得るかという点ですが、個人的には十分にアリだと思います。
ただ、防水がないのだけが残念ですね。
これで防水だったら完璧だったのだけど・・・。