以前から「カーナビいらずだ!」と話題になっていたYahoo!カーナビ。
「そんなことを言っても、実際のカーナビと比べて使い勝手や機能などで劣るんでしょ?」と思ってこれまで試していなかったのですが、今回、下田に旅行するのに使ってみたら、本当に「カーナビいらずだ!」とこれまで使っていなかったのを後悔するレベルでした。
実際のカーナビとそん色ないYahoo!カーナビ
うちの車に付いているカーナビは5年前のもので、データも更新していないため新東名をはじめここ数年で開通した新しい道路には対応していません。
普段は遠出をすることもめったにないし、あっても首都高だけナビしてもらえればなんとなかるというレベルだったので気にしていなかったのですが、下田旅行に際し、さすがに不安が残るということで途中までGoogleマップのナビを併用していました。
しかし、Googleマップのナビだと高速道路でのパーキングやサービスエリアの案内も出ないし、音声案内自体が不親切だったりするので、実際に使い続けると結構ストレスが溜まります。
そんなわけで、「そういえば・・・」と思い出してYahoo!カーナビをインストールしたのですが、これが本当にカーナビとそん色なく、非常に便利でした。
高速道路の案内や次の次の曲がる方向も表示
Yahoo!カーナビは、本物のカーナビと同様の高速道路の表示だったり、次に曲がる方向だけでなく、その次の方向まで表示してくれたりするのが本当に便利です。
音声での通知も実際のカーナビとほぼ変わらず、信頼できると感じました(実際のカーナビと同時に使っていました)。
Yahoo!アカウントでログインすれば、交通情報も利用可能で、目的地への到着予想時刻も渋滞を加味した時間で表示されていました。
また、Goole Mapを利用していた時には気になったバッテリの消費ですが、今回はXiaomi Mi Maxを利用して渋滞込みで片道5時間ほど使ったところ、バッテリは50%以上残っていました。
不満点もいくつか
便利すぎて、次からはカーナビではなくYahoo!カーナビを使おうと心に決めるぐらいに気に入ったのですが、不満点(不安点)がないわけではありません。
地下では役に立たない
まず、カーナビではなくスマートフォンのアプリなので仕方がない点ではあるのですが、GPSを補足できない地下や山間部のトンネルではナビが使えません。
本物のカーナビであれば車の走行情報をなど取得して地図上の動きを再現できるのですが、スマホのアプリだとそういう芸当はできません(いずれはできるようになるのだろうけど)。
もっとも、地下やトンネルではカーナビに頼る必要があるような分岐はほぼないので問題はないといえばないですが、首都高速湾岸線の山手トンネルなどでは必要になってきそうな気がします。
距離優先?で細い道を指示される
これはたまたまなのかもしれませんが、すぐ隣に広い2車線の道があっても、細い県道をナビされるというシーンが何回かありました。
距離的に近いのは間違いないけど、こんな道普通は通らないよね、という感じのところもあったので、盲目的にYahoo!カーナビの指示を信じるのはちょっと怖いかも。
もっとも、道がわからないからナビに頼っているのですけどね・・・。
設定でなにかしら変更できるのかもしれませんが、多少遠回りになっても広い道を優先してナビしてくれるようなオプションが欲しいところです。
ダッシュボードに設置すると温度が心配
これはYahoo!カーナビが悪いわけではないのですが、スマートフォンをダッシュボードに設置するので夏場は直射日光を受けて本体の温度が急上昇します。
それでも止まることなくナビし続けてくれたので優秀といえば優秀なのですが、設置場所の工夫は必要かもしれません。
今回はSpigenのステルスでダッシュボードに固定していました。
エアコンの吹き出し口に止めるようなタイプだと、冷却もできてよさそうだけど、大き目なスマートフォン(ファブレット)だと邪魔になるのですよね・・・。
ステルスにUSBで接続できる冷却用のファンなんかがあるといいのかもしれない。
作れるかな?
まとめ
日本でもAndroid Autoの提供が開始されましたが、やっぱりカーナビはスマートフォンとの連携を重視する方向に進むのだろうなぁという気がします。
ただ、カーナビ自体にSIMがさせてインターネット接続が可能になるなら、専用機ならではの特徴を持ったナビが作れるかもしれません。
とてもIoTっぽいし、じつはどこかがやってたりするのかな?