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最強ゲーミングスマホROG Phone 5レビュー

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ASUSが5月28日に発売した最新ゲーミングスマートフォン、ROG Phone 5をレビュー用にお借りました。SoCにはSnapdragon 888 5Gを搭載。RAM 16GBのハイエンドスマートフォンです。

ROG Phone 5国内発表。RAM16GBモデルは11万4800円、最上位のUltimateも今夏発売
ASUSは5月26日、ゲーミングスマートフォン「ROG Phone 5シリーズ」を2製品5モデル発表しました。5月28日から順次発売されます。 ROG Phone 5は、SoCにSnapdragon 888 5Gを搭載するハイエンドスマート...

ディスプレイサイズは6.78インチで解像度は2448×1080のAMOLED。ディスプレイサイズは6.8インチのGalaxy S21 Ultra 5Gよりも若干小さいのですが、ゲームでの見やすさを優先したため(だと思います)、インカメラがディスプレイの外にあるのでサイズ自体はやや大きめです。

▲6.78インチのAMOLED。発色はかなり綺麗。リフレッシュレートは最大144Hzに対応します
▲6.8インチのGalaxy S21 Ultra 5G(左)と比較。インカメラがディスプレイ外にあるので、縦方向はROG Phone 5のほうが大き目

背面カメラは、最近では珍しくなった気もする横並び。また、下部中央にあるROGのロゴは光ります。上位モデルのUltimateでは、この部分がLEDディスプレイになっており、好きな画像を表示させることも可能です。

▲ROGのロゴは光ります(後述)

底面にはUSB-Cと3.5mmジャック。USB-Cは中央にないので、市販のUSB接続のゲームグリップ(RAZER KISHIとか)は接続できません。ROG Phone用の純正アクセサリとして、Kunai 3 Gamepadがリリースされており、それを利用する必要があります。この辺りは、ちょっと残念。

▲底面にはUSB-Cと3.5mmジャック

また、底面のUSBポートをゲームパッドとの接続で使う都合上、左側面にもUSBポートが用意されています。

▲左側面にはUSB-Cポートと、クーラー接続用の端子。ゴムキャップで塞ぎますが、すぎに失くしそう……

カメラは6400万画素の広角メインカメラに1300万画素の超広角、500万画素のマクロという3眼構成。カメラ性能を期待するような端末ではありませんが、普通に綺麗な写真を撮影できます。

ただ、マクロカメラは正直微妙です。メインが6400万画素ありかなり綺麗に撮れるので、後処理の手間を気にしないのであれば、メインで撮影して後から切り出した方が綺麗だと思います。

▲メインカメラ
▲マクロ撮影
▲メインで撮影し、切り出し(Lightroomで補正もしています)

ショルダーボタンは超音波タッチ式

ゲーミングスマートフォンらしく、左右のショルダーボタンも搭載。超音波式ですが、バイブレーションによるフィードバックもあり、押した感覚はちゃんとあります。

▲ショルダーボタンはタッチ式

このボタンの割り当ては、ゲーム毎に設定が必要ですが難しいことはなく、「ショルダーボタンを押したときに画面のどこをタッチしたことにするか」をアイコンを動かして決めるだけです。

▲ショルダーボタンを画面上のどこのいちのタップに割り当てるか、ゲーム毎に指定できます

これにより、ショルダーボタンで画面上の操作が可能になります。

背面ライトはカスタマイズ可能

ゲーミングは光ってなんぼというわけではないのでしょうが、ROG Phone 5の背面ロゴもしっかりと光ります。その色や発光タイミング、発行パターンは、設定から変更可能です。

色も設定できるので、自分好みにしてみるのも面白そうです。

専用ゲームパッドなら、ゲームパッド非対応ゲームもプレイ可能

ゲーミングスマートフォンと言えば、専用ゲームパッドもお約束。ということで、ROG Phone 5には、Kunai 3 Gamepadが用意されています。

▲専用ゲームパッドのKunai 3 Gamepad。このスタイルでの利用できます

ちなみにこのゲームパッド、スマートフォンに装着しなくてもBluetoothでの利用も可能です。

ROG Phone 5に装着する場合は、最初に専用のバンパーケースを装着し、そこにゲームパッドを取り付けます。

▲ROG Phone 5に接続するための専用バンパーケース
▲バンパーケースの側面に端子があり、ここにスライドしてゲームパッドを取り付けます。Nintendo Switchみたいな構造です
▲ゲームスタイル。画面のタッチはしにくくなるので、タッチと併用が必須なゲームでは辛そう

ゲームパッドに対応しているゲームであればそのまま利用可能なようですが、対応していないものでも、各ボタンを画面上に割り当てることが可能。イメージ的にはショルダーボタンの割り当てと同じです。

▲しょるだーぼたんと同様に各ボタンを割り当て可能。ジョイスティックの操作も割り当てられます

これを利用すれば、ゲームパッドに対応していないAndroid版の原神も、ゲームパッドでプレイできます。

クーリングファンを使えば、ゲームパッド使用時も有線イヤホンを利用可能

ゲームパッド使用時の難点として、底面(横に構えた時の右側)にあるイヤホンジャックを塞いでしまうことがあります。USB-Cポートは左側面(横向き時の底面)にもあるのですが、イヤホンジャックはありません。そんな場合は、専用冷却ファンのAeroActive Cooler 5を装着すると、イヤホンが利用可能になります。

▲AeroActive Cooler 5を装着。クーラー背面にも物理ボタンが2つあり、ショルダーボタンやゲームパッド同様に割り当てが可能です
▲底面にはUSB-Cポートと3.5mmジャックを装備

なお、クーラーにはキックスタンドが備わっており、立てかけることが可能です。

現時点で最高峰のゲーミングスマートフォン

せっかくなのでベンチマークも取ってもみました。AnTuTuは「82万1434」、Geekbench 5はシングル「1130」、マルチ「3737」。いずれもXモードがオンの状態です。ちなみに、同じくSnapdragon 888のGalaxy S21 Ultra 5Gは、AnTuTuが「69万9074」、Geekbench 5はシングル「1022」。マルチ「2889」でした。

動作も非常にスムーズで、ゲームのみならず、ブラウザやSNSの利用でも、もちろん引っ掛かりなどは感じません。

スマートフォンでゲームをしないのであれば、完全にオーバースペックではありますが、逆にゲームをするのであれば、真っ先に選択肢にいれていい端末でしょう。

正直ここまでくると、スマートフォンである必要を感じず、Androidを搭載したゲーム機でもいいのでは……と思ってしまうのですが、そんなことはないのですかね。

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