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昨年初めに公開された、ダイヤル式の携帯電話「Rotary Cellphone」。4G LTEに対応しており、物理SIMを挿入可能。実際に通話もできますが、それ以外のことはできないというアナログなのかデジタルなのかよく分からない代物です。ちなみ、よく掛ける番号は、ダイヤルを回すことなく、物理ボタンを押すだけで掛けられます。
関連:
Open Source Rotary Cellphone
もともとオープンソースとして、回路図やファームウェア、CADデータなどが公開されていましたが、組み立てには相応の知識や技術が必要なものでした。
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ただ、販売して欲しいとの問い合わせが多く、100セットのキットを販売。そして、それの新バージョンのキットのプレオーダーが開始されています。
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夏に発売されるこの新キット、351ドルで日本への発送にも対応。なお、この新キットもすべてのデータがオープンソースとして公開されます。わざわざ購入しなくても、(がんばれば)自分で制作可能です。ちなみに、使用できるSIMカードはフルサイズだそうです。
なお新バージョンは、前面にOLED、背面にePaperのディスプレイを備えており、SMSの受信が可能(送信は不可)。使わない場合はマイクを物理的に切断することもできます。
電話専用端末として考えるなら、面白そうではあります。アナログかつ4G対応になったイエデンワみたいなものですかね。
via: liliputing
source: Skys EDGE