Google Readerの終了宣言とともに次に使うサービスをどうするかという議論が各所で始まっていますが、「RSSは必要なのか(今後も使うのか)」という意見も出始めています。
RSSはもう古い?
RSSはブログやニュースサイトなどのWEBサイトが更新情報を簡単に通知する仕組みとして使われていますが、RSS2.0が策定されたのは2002年と古いです。いい意味では安定した仕組み、枯れた仕組みと言えますが、現在の情勢を反映していない古い仕組みとも言えそうです。
また、RSSリーダの宿命(というと大げさ?)だと思うのですが、多くのfeedを登録しても必ずしも全ての情報に目を通しているわけではなく、私もたまにやりますがGoogle Readerの「すべて既読にする」にお世話になった人も多いんじゃないでしょうか。
そして、策定当時にはなかったFacebookやTwitter、Google+などSNS系サービスも充実してきており、これらを利用して情報発信や情報収集をしているという人も多いと思います。最近ではGunosyなどのキュレーションサービスも話題ですね。
うちのブログの状況
このブログでの話ですが、直近一ヶ月のページビューは120万、訪問数は7万ほど。そのなかでもfeed経由でのアクセスは3,600程度で全体の5%程度に留まっていました(かといってTwitterやFacebook経由のアクセスが多いかというとそんなことはなく、両方合わせても1800ほど。大部分は検索とブックマーク経由のアクセスのようです)。
ただ、うちはRSSで全文配信をしているので、実際には上記の数字以上の人がRSS経由で読んでくれているはずです(購読者は950人ほど)。
まだ終わったとは言えない
こう考えると、(少なくともうちでは)まだ「RSSは終わった」と断じれる段階ではなさそうです。しかしRSSが緩やかに廃れていく方向に進んでいるのは間違いなさそうなので、SNSを含めた情報発信の仕方というのを頭の片隅に置いておく必要はありそうですね。