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Samsung、LTE-Mを使ったGPSトラッカー「Smartthings Tracker」発表

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Maorioをはじめとする紛失防止タグの人気が高まっていますが、それらのタグは、基本的にBluetoothなどで通信を行い、大まかな位置しか示してはくれません。スマートフォン等が通信圏内にないと、そもそも位置情報を送ることもできません。

自前でGPSの位置情報を発信してくれたら、手間なく探せるのにと思うところですが、そんな希望を叶えてくれるGPSトラッカー「Smartthings Tracker」をSamsungが発表しました。

Smartthings Trackerは、LTE-Mを利用し通信できるトラッカー。LTE-MはIoTでの利用を想定した低消費電力のLTE通信規格LPWA(Low Power Wide Area)の1つで日本でも各キャリアが法人向けにサービスを開始しています。

低消費電力が特徴で単三電池2本で10年は利用可能、電気やガス、水道などのスマートメーターなどに使い検診を自動化……といったあたりが日本では想定されていますが、Smartthings TrackerはGPSを使う為そこまで電池は持たず、1回の充電で最大1週間となっています。それでも、従来のGPSトラッカーに比べたら大幅に電池持ちは良くなっています。

位置情報は専用アプリから確認可能。1分間隔でリアルタイムに把握することもできるとのこと。

位置情報を確認するだけではなく、設定した範囲から出たら通知を出したり、家に近づいたらライトをつけるなどのスマートホームとの連携も行えるようです。

ただ、LTE-Mを使うだけあって、使用できるキャリアは固定の様子。9月14日に米AT&T向けに発売され、今年後半にはVerizon向けにもリリースされるとのこと。ちなみに価格は99.99ドル(約1万1000円)。月額使用料がかかるのかどうかは分かりません。

日本では、もっとインフラ寄りな使い方ばかりが想定されている気がするIoTですが、この手の個人向けサービスが出てくるところを見ると、米国ではある程度成熟して来たということなのかもしれませんね。

(source Samsung)

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