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以前にハンドルコントローラーを紹介したSerafimが、レーザー投影式のマウス「Serafim ODiN」を提供頂きました。
レーザー投影式”マウス”となっていますが、見た目の通り、投影式のトラックパッドです。この手の投影式キーボードはいくつか出ていますが、トラックパッドは珍しい気がします。
マウスとサイズを比べると下記のような感じ。投影面のサイズは80x80mm。本体からの投影距離は41mmで位置の調整などはありません。
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本体は手のひらサイズ。ちなみに40x50mmです。
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背面にmicroUSBポート。バッテリーは搭載しておらず、使用中は常にPCと有線接続の必要があります。
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常に有線接続ではありますが、これといって設定などはなく、PCに繋げればそのまま利用可能です。別途アプリなどのインストールも不要です。
操作感は投影する面の材質次第なところもありますが、基本的にはごく一般的なトラックパッドと変わりません。
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左右クリックはもちろん、トラックパッド面でのシングルクリック、ダブルクリックも認識可能。2本指でスクロール操作も行えます。ゆっくり動かすと移動範囲が狭く、素早く動かすと大きく動くのも一般的なトラックパッドと同じです。
ピンチ操作にも対応しているのですが、これだけは認識精度がいまひとつでした。指を斜めに動かしてはだめで、左右方向のピンチのみ認識するようです。
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なお、ドラッグ&ドロップにも対応しており、左クリックエリアを長押しすると、クリック状態が固定されます。そのままドラッグして、もう一度左クリックすると解除になります。意外と操作性は考えられているようです。
ところで、左右クリックボタン(エリア)の真ん中に三角のボタン(エリア)がありますが、Macなら別途アプリをインストールすれば、このボタンをカスタマイズできるようです。Windows用にもアプリがあるのですが、Windows 10は非対応とのことでした……。
関連:Software Download – Serafim Tech
正直なところ、これを使うよりもマウスを使った方が操作が快適なのは間違いないでしょう。モバイルに便利かというと、かならず水平面が必要になるという点ではやはりマウスには敵いそうにありません。
多少実用的なことも書いておくと、マウスよりも手首への負担は少なそうです。なので、腱鞘炎気味だったりする場合に使うのはありかもしれません。
それはともかくとして、利用中の未来感は半端なく、これにレーザー投影のキーボードを組み合わせれば最強にSFチックな環境ができあがるのではないかと思います。