今年の1月26日、米国ではデジタルミレニアム著作権法により「キャリアの合意がないSIMロックの解除」は違法となりました。しかし、すぐにホワイトハウスの公式陳情サイト「We the Peaple」に合法化を求める請願が投稿され、114,000件以上の署名が集まっていました。「We the Peaople」では25,000件以上の署名が集まるとホワイトハウスが公式の回答をしますが、この件についても回答が行われました。
その回答の中でホワイトハウスは、「SIMロックの解除は合法」という判断を示しました。実際には、
And if you have paid for your mobile device, and aren’t bound by a service agreement or other obligation, you should be able to use it on another network.
ということなので「端末の支払いが終わりサービス契約やその他の義務に束縛されていない」という条件付きではありますが、キャリアとの契約が終了しているならSIMロックの解除は合法であるべきという判断を示したことになります。
これを受けて直ちに合法化になるというわけではなく、今後デジタルミレニアム著作権法を監督する国立電気通信情報管理局(NITA)と米連邦通信委員会(FCC)などが協議を行うようです。
議会での決め事をホワイトハウスがひっくり返すというのはアメリカならではという気がしますね。これが日本だと……たぶん第3者委員会とか作って2〜3年はグダグダとやってそうな気がします。
(via Droid Life)
(source ホワイトハウス)