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SMSのキャリア相互接続が7月13日に開始

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すでに2日遅れの話題でなんですが、SMSのキャリアをまたがった相互接続が7月13日に開始となるそうです。

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社は6月1日、ショートメッセージサービス(SMS)の相互接続を7月13日に開始すると発表した。

 SMSは、電話番号を使ってテキストを送受信できる3G携帯電話の機能。日本では現在、ドコモ、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルでは「SMS」として1通全角70文字まで、auが「Cメール」として1通全角50字までのサービスを提供している。

SMSのキャリア相互接続、7月13日に開始――送信料金の値下げも

さて、このニュースですが、ごく一部のユーザを除いて、「ふ~ん」程度の感想しか持たなかったのではないでしょうか。それ以前に「SMSってなに?」という人も多いのではないかと思います。

このブログを見てくれるような人には常識かもしれませんが、SMSというは「Short Message Service(ショートメッセージサービス)」のことで、最大で160バイト(全角文字で70文字。なんで80文字じゃないんだろう?)を送信できます。アドレスは電話番号。文字以外の添付ファイルを送信することはできません。i-modeやS!メールなどのキャリアメールは申し込みが必要ですが、SMSは申し込みは不要です。また、SMSの送受信はパケット通信ではないのでパケット通信の契約をしていない回線やAPNを設定していない端末でも使用できます。

日本ではキャリアメールが独自進化してきたのでSMSが注目されることはありませんでしたが、世界的にはテキストメッセージサービスといえばSMSのことを指すよぐらいに普及しています。電話番号宛てに送信できるため、例えば、なにかサービスを申し込んだときに、SMSでパスワードやリンクなどを送信するという感じで端末認証などにも使用されています(電話番号宛に送信することで、その電話番号が存在し、本人のものだと確認できるわけです)。また、キャリアが変わってもMNPで電話番号が変わらなければ、そのまま使えるという利点もあります。

そんなSMSですが、これまで国内ではキャリアをまたがった送受信ができませんでした。つまり、ドコモからソフトバンク、ソフトバンクからドコモというやり取りはできませんでした。この制限を取っ払いましょうというのが今回のニュースです。

今まで出来なかった事なので、料金も今回新たに設定されています。送信料金はドコモ、ソフトバンク、auが横並びで3.15円。イーモバイルのみ2.1円。受信は各社とも無料です。

メール放題やパケット定額に入っているから関係ない、と思っている人は要注意。先ほども書きましたが、SMSはパケット通信ではないので定額には含まれません。ただし、ソフトバンクのホワイトプランのように自キャリア内であれば送信が無料であったり、無料通話分に含まれたりするので一度確認しておいたほうがいいでしょう。

海外端末を使っている人には、2年前から待ち望んだ非常に嬉しいニュースですが、国内で利用が進むかというと、正直難しいでしょうね。SIMフリーのiPhoneなどが入ってきて、ドコモやb-mobileがそれ向けのプランを出したりしていますが、まだまだ一部のマニアが使っているに過ぎません。

私はすでにキャリアメールは棄てて、SMSとGmailだけにしていますが、若い人、特に学生さんあたりはそういうわけにもいかないでしょう。「アドレス教えて」というときに電話番号やGmailを教え、「は?携帯メール教えたくないの?」と言われるのが目に見えるようです……。

もし、周りに「写メは受け取れないけど、ここにメールを送ってください」と電話番号をよこす人がいたら、どうか寛大な心で受け入れてあげて下さい……。

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