ソニーは2月10日、 世界中に感染が拡大しつつある新型コロナウィルスの影響を考慮し、バルセロナで2月24日から開催されるMWCへの参加・出展を取りやめると発表しました。顧客やビジネスパートナー、メディア関係者、そして社員の安全を最優先にした結果とのことです。
ソニーは例年、MWCで新端末の発表を行っていますが、予定していたプレスカンファレンスの内容はYouTubeで動画を公開するとしており、そこで発表される可能性が高そうです。
これまでにMWCへの参加取りやめを発表したのは、ソニーのほか、LG、Nvidia、エリクソン、Amazon。Samsungは取りやめはしないものの、幹部などの派遣はせず規模を縮小すると伝えられています。
また、HUAWEI、ZTEについても、参加は取りやめないものの、中国社員の派遣は行わず、欧州のメンバーでのみ対応するとのことです。
なお、MWCの主催であるGSMAは、中国湖北省からの参加を禁止、14日以内に中国にいた人の参加を禁止、参加者に感染者と接触していないことを自己証明(どうやるのだろう?)してもらうなどの追加の対策を発表しています。
開催までまだ2週間あり、今後も参加を見合わせる企業が出てくる可能性もあり、例年になく盛り上がりに欠けるMWCとなるかもしれません。