低価格ながら品質に優れた製品を数多くリリースしているSOUNDPEATSが、Makuakeにてハイレゾ対応のワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS Opera 05」「SOUNDPEATS Opera 03」の先行予約販売を開始しました。
SOUNDPEATS Opera 05 / Opera 03
SOUNDPEATS Opera 05と03は、2023年1月にKickstarterでクラウドファンディングが実施されていた製品です。SOUNDPEATSがKickstarterを利用するのは、これが初めて。そのまま発売しても問題はなかったのではと思いますが、より直接的に初動を見極めたかったのかもしれません。
そんなOperaですが、形状としては長いステムがない、シンプルはカナル型のイヤホン。SOUNDPEATSのSonicやMini Pro HSなどと似た雰囲気です。
全体にプラスチックっぽさはあるものの、マットなブラックにイエローゴールドがアクセントになっており落ち着いた雰囲気です。
最近のSOUNDPEATS製品と同じくアクティブノイズキャンセリング(ANC)に対応。ANCの効き具合を調整することはできませんが、ANCのON/OFFと外音取り込みを切り替え可能です。また、イコライザーはプリセットで9つから選べるほか、自分で調整も行えます。
イヤホンの表面はタッチ操作に対応しており、下記のような操作が可能です。なお、操作方法は固定でカスタマイズはできません。
機能 | 操作 |
---|---|
電源オン | 自動操作:イヤホンを充電ケースから取り出します 手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒ロングタップします |
電源オフ | 自動操作:イヤホンを充電ケースに戻します 手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル)を10秒ロングタップします |
再生/一時停止 | 手動操作:イヤホンの表面(タッチパネル)を素早く2回タッチします |
音量を下げる | 左側のイヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップします |
音量を上げる | 右側のイヤホンの表面(タッチパネル)を1回タップします |
次の曲 | 右側のイヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒ロングタップします |
電話を受ける/切る | イヤホンの表面(タッチパネル)を素早く2回タップします |
着信拒否 | 着信中、イヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒ロングタップします |
通話切替 | 通話中、イヤホンの表面(タッチパネル)を2秒ロングタップします |
ペアリングモードへ変更 | 充電ケースのボタンを3秒長押しします |
端末の音声認識アシスタント機能 (Siri/Google)を起動 | 右側のイヤホンの表面(タッチパネル)を素早く3回タップします |
ノイズキャンセルモード/ ヒアスルーモード/ ノーマルモードの切り替え | 左側のイヤホンの表面(タッチパネル)を1.5秒ロングタップします |
最近のイヤホンでは割りと標準装備になりつつあるゲームモードは、今回は非搭載となっています。ゲームモードはようするにバッファを削って遅延を少なくするというもので、遅延が少ない代わりに音飛びなどがしやすくなってしまいます。
SOUNDPEATSとしては、より音楽特化にしたかったのかもしれません(あるいはあまり使われていなかったのかもしれません)。
Opera 05と03の違い
仕様としては、SBCとAACに加えてハイレゾコーデックのLDACに対応。日本オーディオ協会の「Hi-Res Wireless」の認証も取得しています。Bluetoothは5.3。本体はIPX4の防水仕様です。
ところで、ここまでスルーしてきましたが、Opera 05と03の違いはOpera 05がBAドライバーを2基搭載。Opera 03はBAが1基のみ。どちらも12mmのダイナミックドライバーも搭載するハイブリッド型です。つまり、Opera 05は3基のドライバー、Opera 03は2基のドライバーを搭載しています。
よく見ると本体カラーもOpera 03のほうが若干グレーになっていますが、並べて比べないとわからないかもしれません。
肝心の音質ですが、SOUNDPEATSらしい癖のない音、長時間聞いていても疲れない音作りです。Opera 05のほうが低音~中音の厚みを感じますが、あえて言うなら、Opera 05はややドンシャリ気味で、Opera 03のほうがフラット。ただ、このあたりの印象は、イコライザ設定でだいぶ変わってきます。
一般販売時の価格はOpera 05が1万3999円、Opera 03が1万999円。Makuakeでの価格はOpera 05が8960円、Opera 03が7040円からとなっています。