Steam Deckはゲーム機とはいえ、LinuxベースのPCでもあります。また、ゲームによってはキーボード入力を行うものもあり、画面を埋めてしまうソフトキーボードよりも物理キーボードを使ったほうが快適な場面もあります。
小型の有線またはワイヤレスキーボードを一緒に持ち歩けば済む話ではありますが、どうせならSteam Deckのケースに一緒に収めたい。ということで、ハードウェアハッカーのKārlis氏が、Steam Deckのケースに収まる紙のように薄いキーボード「Keysheet」を自作、そのデータを公開しています。
最終的に完成したキーボードは厚さ約0.5mmと極薄。コントローラー部にはRaspberry Pi Picoを使用しています。
ただし、Kārlis氏は、このプロジェクトは銅テープとビニールカッターを使ってフレキシブルPCBを作る実験だったとしており、まったく実用性はないともしています。すべてのキーは動作するものの、触覚フィードバックがないフラットシートなのでタイピング体験はひどいものだったとのことです。ただ、予想よりも頑丈で、USBケーブルを動かしたり、基板を曲げたりしても問題なかったとのことです。
ちなみに、Steam Deckのケースに一緒に収納したいということだけであれば、7.87 x 4.92 x 0.24インチ(約200 × 約125 × 約6mm)程度のキーボードなら、SteamDeckの背面の隙間に収納できるようです。
具体的には、下記のキーボードなら収納できるとのこと。
市販のキーボードを使うのが確実ではありますが、自作するところにロマンを感じてしまいます。
Source: HackADay via Liliputing