SwitchBotは4月25日、世界最小級をうたう小型ロボット掃除機「SwitchBot K10+」の先行予約販売をMakuakeで開始しました。市販時の価格は6万8880円、Makuakeでは39%オフの4万1800円からとなりますが、現在は25%オフの5万1800円が最安となっています。
SwitchBotには、すでにロボット掃除機としてS1/S1 Plusがあります。
SwitchBot製品と連携できる以外は、ごく一般的なロボット掃除機です。ただ、S1/S1 Plusを含め、既存のロボット掃除機は欧米など住宅が広く、騒音もあまり問題にならない環境向けに作られたもので、日本の住環境には合っていなかったとのこと。
そこで、日本向けに小型かつ静音化した製品ということで、「SwitchBot K10+」が開発されました。具体的には、S1 Plusと比較して本体サイズは約50%小型化。
もちろん、他社製品と比較しても同様に小さくなっています。
この本体サイズ「24.8cm」というサイズは、日本でよく使われている4つ脚の椅子の間をくぐり抜けられるサイズを目安にしているとのこと。本体が小さいので、これまでのロボット掃除機では潜り込めなかった場所も、掃除が可能となっています。
小さくなったとはいえ、機能自体は従来モデルと大差はなく、吸引力もビー玉を吸い込める2500Paと強力。それでいて、動作音は45dbと図書館よりも静かになっています。これを実現したのが、特許も取得した「SilenTech」という技術。掃除機内の気流を整えることで、吸引力を確保しつつ、作動音も静かにできたとのことです。
なお、物理的に小さくなったことで犠牲というか制限されている部分はあり、その1つがゴミ収集ステーションが必須になったこと。前モデルのS1は、S1+とくらべてゴミ収集ステーションがない分だけ安価になっていましたが、K10+はゴミ収集ステーションがないバージョンはありません。これは小型化に伴い本体に内蔵できるダストボックスが小さくなったため。
なお、ゴミ収集ステーションでは最大70日分のゴミを収集することが可能です。
もう一つ制限されているのが水拭き機能。K10+では、他のロボット掃除機のようにゴミの吸引と水拭きを同時には行えません。水拭きを行う場合には、底面に専用のアタッチメント装着します。
面白いのが、この水拭きアタッチメントで、よくある水を入れてモップを装着して……というタイプではありません。このアタッチメントに市販のお掃除シートを装着して使います。
ウェットタイプのシートを使えば水拭きに、ドライタイプも利用可能。使用後は捨てるだけなので、お手入れの手間もありません。
これ以外の機能面では、複数フロア対応のマッピングや禁止エリアの設定など、既存のロボット掃除機と同等です。もちろん他のSwitchBot製品とも連携可能。外出したら掃除を開始、誰かが帰宅したら一時中断なども可能です。
ロボット掃除機に興味はあるものの、部屋が狭い、家具が多い、置き場所がないなどの理由で購入をためらっていた人にはぴったりのモデルかもしれません。