SwitchBotが7月18日に発売するロボット掃除機、「SwitchBot ロボット掃除機S1 Plus」をレビュー用に提供頂きました。ロボット掃除機はこれまでにもいくつかレビューしていますが、S1 Plusはそれらとは、また少し違った特徴を持つ掃除機となっています。
ゴミの吸い出し口が背面にある「ロボット掃除機 S1 Plus」
まず外観ですが、比較的シンプルな良くあるロボット掃除機です。外観で特徴を出しているロボット掃除機というのも見ないので、この形状が最適解なのでしょう。
上部には電源ボタンと充電ボタン。後述するスマートフォンアプリから操作できますが、手動で行う場合にはこの電源ボタンを押します。充電ボタンを押せばステーションに戻ります。なお、側面に主電源のボタンがありますが、これは通常は弄ることはないでしょう。。
ブラシは片側にのみ付いているタイプ。左右についているものも使ったことがありますが、どちらが優れているというのは難しいところ。消耗品が少ない分だけ片側タイプのほうがランニングコストは低くなります。なお、ブラシが右側についているので、基本的に清掃は、反時計回り(左回り)に行います。
水拭きモップは、濡れ雑巾を引きずるイメージのよくあるタイプ。もちろん、モップ部分は取り外して清掃が可能です。
ちなみに、自動集塵機能のあるロボット掃除機は、底面からゴミを吸い出すタイプが多いですが、ロボット掃除機S1 Plusの吸出し口は背面にあります。ロボット掃除機の充電端子も背面にあります。
そして、ダストボックスと水タンクの配置も特徴的。よくあるロボット掃除機は上面を開くとダストボックスが取り外せるようになっていますが、SwitchBotのロボット掃除機 S1 Plusは上面が開きません。代わりに、背面から水タンクと一緒にダストボックスを取り外します。
もちろん、ダストボックスと水タンクは分離可能。
ダストボックスは、上面が全開になるので清掃はしやすいです。
シンプルな集塵機能付き充電ステーション
本体と同様に、集塵・充電ステーションもシンプルな作りです。この手の集塵スタンドは、ロボット掃除機の底面からゴミを吸い出すためにベースのようなものがあることが多いのですが、背面から吸い出すロボット掃除機S1 Plusにはその必要がありません。
代わりに、濡れたモップが床面に触れっ放しにならないよう、保護シートが付属します。これがないと、フローリングは確実にカビます(過去に経験あり)。
そんな集塵スタンドの吸い出し(吸い込み)口はシンプルな構造です。
集めたゴミは、上部の蓋を開けてアクセス可能。一般的な掃除機のゴミパックと同様の作りです。
ただ、この専用ゴミパック、接続口がプラスチックです。環境問題などに配慮し、最近はこの部分が厚紙(段ボール)のものが主流。捨てる際に後ろめたさを感じるので、SwitchBiotもこの部分はぜひ変更して欲しいところ。
SwitchBotアプリから操作可能
スマートフォン側のアプリは、他のSwitchBot製品と共通の「SwitchBot」を利用します。
照明はこのアプリ、掃除機はこっちとアプリを使い分けなくてもいいのがメーカーを統一メリットでしょう(メーカーによっては製品毎にアプリが分かれていることもありますが)。
アプリでは、ロボット掃除機で水拭きを利用するか、モードをどうするか(静音・標準。パワー・MAX)などを指定可能できます。また、ロボット掃除機S1 Plusは清掃の開始時や終了時などに音声で案内をしてくれるので、そのときの音声・音量も変更できます。音声は好みですが、音量はデフォルトで80%とかなり大きめになっているので、変更を推奨します(「設定 > 音声案内音量設定」で変更可能)。
なお、アプリ上ではもちろんマップ表示が可能。3D表示にすると、部屋の中をどのように捉えているのかがわかりやすいです。
このアップ上でエリアを指定してのピンポイントの清掃も可能。キッチンで粉をばらまいてしまったので、ここだけ清掃したいといった場合に便利です。リモコン操作での清掃も行えます。ただし、カメラを搭載しているわけではないので、目視での操作が必要です。
このほか、マルチフロア管理や消耗品の時間管理、指定したスケジュールでの自動清掃など一般的なロボット掃除機の機能は一通り備えています。
SwitchBot製品ユーザーにはおすすめ
ロボット掃除機は様々なモデルが登場しており、どれを選べばいいのか迷うところです。正直なところ、掃除機としての基本性能は大差がなくなってきているので、その意味ではどれを選んでもあまり問題にはならないでしょう。
ただ、先にも書いた通り、SwitchBotロボット掃除機 S1 Plusは、他のSwitchBot製品と同じアプリで利用できるのがメリットです。連携もスムーズに行えるので、外出したら照明を消して掃除機をかける、なんてことも1つのアプリ内で設定できます。
連携させて使うかはともかくとして、SwitchBot製品を利用している人がロボット掃除機を探しているなら、おすすめの1台だと思います。
なお、今回紹介したS1 Plusのほかに、自動ゴミ収集機能がないS1もあります。価格が3万円違うので悩ましいですが、ゴミ収集機能は日々の手入れが楽になるので、長い目で見ればあったほうがいいと思います。