中国TCLが、自社ブランドを冠する初のスマートフォンTCL PLEXを日本国内で販売します。正規代理店のFOXが取り扱い、FOXの直営ストアのほか、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、Amazonで12月28日に発売です。価格は2万9800円(税込)。
TCLはこれまで、AlcatelやBlackBerry、PALMブランドの端末をリリースしていますが、TCLという自社名を冠した端末はTCL PLEXが初めて。この端末自体は9月のIFA2019で発表されていたものです。
ディスプレイは6.53インチ FDH+、SoCはSnapdragon 675。RAM6GB、ストレージ128GBのミドルクラス端末です。
世界有数の総合家電メーカーであり、テレビの出荷台数では世界第2位のTCL(ちなみに1位はSamsung)だけに、ミドルクラスとはいえディスプレイには力を入れており、HDR10に対応するほか、SDRからHDRへのアップコンバート機能も備えます。
背面カメラは48MPの標準カメラに16MP 123°の超広角カメラ、そして2MPながらピクセルサイズが2.9μmと大きい暗所撮影用カメラの3眼構成。フロントカメラはパンチホールタイプの24MP。
本体左側面には、単押し、2回押し、長押しにアプリの起動などを割り当てられるカスタムキーも備えます。
面白い機能としては、4台のBluetoothに同時接続が可能です。4人で別々のイヤフォンを使い、同時に音楽を楽しんだり、4台のスピーカーに接続してステレオ再生も行えます。
この仕様で2万9800円(税込)なのはかなりのインパクトです。対抗できるのは、現状ではOPPO A5 2020ぐらいでしょうか。
(source FOX)