先日紹介した、底面の吸気口を塞がない小さなキックスタンド「Tesmo Kickstand」をレビュー用に送って頂きました。
Tesmoが何なのか、改めて紹介すると、ノートPCを使う際に角度を付け、ディスプレイを見やすく、そしてキーボードを打ちやすくするためのスタンドです。外付けキーボードに、角度調整用の折り畳みスタンドは付いていることがありますが、それの後付け版と思っておけば間違いありません。
この手のスタンドとしては、MOFTが大きな話題となりましたが、MOFTは底面全体を覆ってしまう為、Windows PCに多い底面に吸排気口がある機種では利用できません。
これに対して、Tesmoは小さく、セパレートタイプ。このため、底面に吸排気口があってもそれを避けられます。
構造としては、いたってシンプル。立ち上げた中央部分を溝にはめ込むだけです。なお、立ち上がる部分はマグネットでくっつくようになっており、ノートPCを持ち上げたときにブラブラするようなことはありません。
こんな簡単な構造でもグラつきなどはなく、しっかりと重さを支えてくれます。耐荷重は約8Kg。
角度調整は出来ませんが、貼り付け位置を変えることで角度をきつくすることはできます。ただし、あまり手前に貼り付けると、ディスプレイを開いたときに後ろに倒れます。11~13インチクラスのノートPCでは、ほぼヒンジ側ギリギリに貼り付けないとバランスが取れないはずです。
また、4.5mmとそれなりに厚みがあります。 スタンドとして利用している場合には問題ありませんが、 収納状態では厚みの分、本体が浮いてしまい、手前を触るとカタカタと揺れてしまいます。
MOFTでも同じ問題がありましたが、設置面積が小さい分、Tesmoのほうが影響は大きいです。別途、4.5mm厚のゴム足を手前側に貼るなどの対策が必要そうです。
個人的にはもう一回り小さいものも欲しいところですが、11インチ~13インチで使うなら、ちょうどよいサイズなのでしょう。
クラウドファンディングはまだ始まっていませんが、 事前登録しておくと15ドルで購入できるようです。