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TicWatch Pro 5レビュー。Wear OS 3だけど電池持ちがいいスマートウォッチ【PR】

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Movboiが、Wear OS 3.5を搭載したスマートウォッチ「TicWatch Pro 5」を発売しました。今回、そのTicWatch Pro 5をレビュー用に提供いただき、しばらく使用してみました。

2層ディスプレイが特徴的なTicWatch Pro 5

TicWatch Pro 5は、TicWatchシリーズの最新モデル。前モデル「TicWatch Pro 3 Ultra GPS」からデザインが一部変更されており、ディスプレイは1.43インチ 466×466とわずかに大型化。

サイドボタンは、リューズボタンの上にフラットなボタンを搭載。フラットなボタンはシングルで最近使ったアプリの表示、ダブルクリックでGoogle Walletの起動。リューズはホーム画面でのシングルクリックでアプリリストの表示、他の画面ではホーム画面の表示。ダブルクリックで直前に使っていたアプリの表示となります。

TicWatchシリーズと言えば、AMOLEDと超省電力ディスプレイの2層構造が特徴でもありますが、TicWatch Pro 5でもそこは踏襲されています。

▲AMOLEDのほかに、超省電力ディスプレイを搭載する2層構造

基本的な使い方としては、通常のスマートウォッチとして使っている場合はAMOLED、操作していない待機時は超省電力ディスプレイという形です。この超省電力ディスプレイを使わずに、AMOLEDで常時表示を有効にすることも可能です。

超省電力ディスプレイのバックライトの色は、自分好みで任意に設定が可能です。また、本モデルでは、運動中の心拍数に連動してバックライトの色が変わる「心拍数バックライト」機能が追加されました。運動中は細かな数字までは確認しづらいので、パッと見でわかりやすく、便利な機能だと思います。

▲超省電力ディスプレイのバックライトは色を選択可能

▲運動中は心拍数に応じてバックライトが変化

このほか新機能として、バロメーター(高度・気圧計)とコンパスが追加されています。TicWatch ProシリーズはもともとMIL-STD-810H準拠の堅牢性をもっており、アウトドア向けのイメージがありましたが、その方向をより強く打ち出してきた印象です。

▲気圧計

▲コンパス

Snapdragon W5+ Gen 1搭載

TicWatch Pro 5での大きな変更点は、SoCがSnapdragon W5+ Gen 1になったこと。

TicWatch Pro 3やTicWatch Pro 3 Ultraは、SoCにWear 4100を搭載し、かつAONコプロセッサ(省電力プロセッサ)に自前のコプロセッサを採用していました。AONコプロセッサを搭載するWear 4100+ではなく、自前のコプロセッサを利用していたのは、そのほうが省電力効果が高いなどの理由はあったのでしょうが、それが弊害となりWear OS 3へのアップデートが行われていません。

MobvoiがTicWatchのWear OS3アップデートが遅れている理由を説明
2022年秋に予定されていたTicWatch Pro 3 Ultra、TicWatch Pro 3およびTicWatch E3へのWear OS3アップデートは、いまだ提供されていませんが、その理由についてMobvoiがTwitterで説明...

こうした問題を起こさないために、TicWatch Pro 5ではAONコプロセッサを搭載したW5+が使われているのでしょう。

▲Snapdragon W5/W5+ Gen1

バッテリー持ちは3日間

バッテリー持ちがネックのWear OSスマートウォッチですが、TicWatch Pro 5は公称で80時間(約3日間)。スマートフォンとの連携を切って単独で動作させるエッセンシャルモードなら最大45日間利用できます。

また、エッセンシャルモードでも睡眠記録などは可能なので、夜間のみエッセンシャルモードに移行しバッテリーを長持ちさせるということも行えます。この切り替えはスケジュールで自動設定できます。

実際に夜間のみエッセンシャルモードに切り替えるという設定で利用したところ、まる3日過ぎたところでバッテリー残量は20%となりました。日中は身につけていなかった時間もあるのでフルで利用するともう少し短くなると思いますが、エッセンシャルモードを使わなくても、3日は十分に持ちそうです(3日目に充電は必要)。

▲充電は専用ケーブルで行います

コンパニオンアプリはMobvoi Health

コンパニオンアプリは、Mobvoi Health。最初のペアリング操作のほか、睡眠データや心拍、血中酸素濃度、各種アクティビティのデータもこのアプリで管理します。なお、データはGoogle Fitと連携することも可能。ただ、ヘルスコネクトには非対応です。

注意点として、TicWatch Pro 5はiPhoneでは利用できなくなりました。Wear OS 3からは、コンパニオンアプリとして各社独自のアプリを利用するようになりましたが、TicWatchが利用するMobvoi Healthは、いまのことろiOS版がリリースされていません。

FossilなどはiOS向けアプリもリリースしているので、いずれは使えるようになるかもしれません。ただ、iOSユーザーなら真っ先にApple Watchを選びそうなので、それほど需要はないのかもしれませんが。

バッテリー持ちのいいWear OSスマートウォッチが欲しい人に

Wear OSスマートウォッチの弱点としては、バッテリー持ちの悪さが真っ先に思い浮かびますが、TicWatch Pro 5は最新のWear OS 3.5を搭載しつつ、バッテリー持ちの悪さをある程度解決しています。

残念ながらSuicaには非対応ですが、NFC決済は利用可能。Wear OSスマートウォッチを使いたいけど、バッテリー持ちが悪いのはちょっと……と敬遠していた人に是非利用して欲しいスマートウォッチです。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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