忘れ物防止タグのTileが、月額360円の有料サブスクリプション「Tile Premium」の提供を日本で開始しました。
Tile Premiumは海外ではすでに提供済みでしたが、日本ではこれまで未提供でした。ただし、海外と日本ではサービスが若干異なるとのこと。
日本のサービスで主になりそうなのがスマートアラート機能。タグから離れたときに、置き忘れていないかを通知するものです。
同種のMAMORIOでは、Bluetooth圏外になると、置き忘れ防止のために通知が出ますが、Tileにはこの機能がありません。しかし、Premiumでは通知が行えるわけです。
このスマートアラート、単純にBluetoothの接続だけを使うのではなく、GPSやWi-Fiによる位置情報も利用します。一定時間(5~10分)その場にいると、ジオフェンスというエリアを自動で設定。Tileを置き忘れてその範囲から離れると、通知が行われる仕組みです。このため、Bluetoothが切れたら即時に発報するわけではなく、直線距離で数100m離れた頃に通知が行われるとのこと。
なお、ジオフェンスを利用し、たとえば社用パソコンに着けたTileは、会社にあるときには通知をしないといった設定が可能。もちろん、会社以外に置き忘れた場合には通知が出ます。
他のサービスとしては、Tileの共有が無制限(基本機能では+1アカウントのみ)、ロケーション履歴を30日間分表示可能(基本機能は最後の1箇所のみ)。そして保証期間が、通常は1年のところが3年となります(現行モデルのみ)。
サブスクリプションは、初回のみ30日間無料で利用可能です。この間に解約すれば請求はされないので、スマートアラートの使い勝手など、事前に試してみるといいかもしれません。
(source Tile)