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背面ケースが特徴的なスマートフォンNuAns NEOを作ったトリニティが、ウェアラブルデバイス「weara」を発表しました。発売は2020年1月を予定。価格は1万7800円(税込)で予約はすでに開始されています。
機能としては心拍や歩数、距離、睡眠ログなどを取れる一般的なフィットネストラッカー。正直なところ、今更出すか?という気もしましたが、よくよく話を聞いてみると、バッテリー持ちが30日だったり、IFTTT連携だったりと、後発らしくよく考えられてはいるようです。
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デザインとしては、本体であるコアのギボシ金具に、ベルトを通しているだけでのシンプルなもの。このシンプルさゆえに、交換用のバンドも多数用意されています。標準ではフルオロエラストマーの黒が付属しますが、ほかにもフルオロエラストマーで4色、レザーが3色、ナイロン3色と豊富なラインナップです。
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また、市販のベルト(18mm幅)を装着できるアタッチメントや、OJAGADESIGNコラボのレザーベルトも用意。
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オリジナルのバンドを作成できるよう、3Dデータなども公開されます。
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肝心の機能面ですが、センサー類は3軸加速度センサー、気圧・気温センサー、光学式心拍センサー(PPG)、温度センサー(サーミスター) を搭載。歩数や距離、消費カロリー、睡眠ログといった一般的な内容を取得可能。防水はIP67で生活防水レベルとのこと。
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ディスプレイが無いので、スマートフォンの通知そのものを見ることはできませんが、振動により通知を知らせることは可能なようです。
なお、発売時には間に合わないものの、計測データをGoogle FitやHealthKitに戻す連携も可能になるとのことでした(発売時には、Google FitやHealthKitから体重を取り込む連携だけ行えます)。
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そして、特に力を入れたのは睡眠計測機能。睡眠評価研究機構の白川修一氏に睡眠アルゴリズムや、アプリ内で配信する睡眠知識コラムの監修を依頼。また、wearaで取得した各種データはユーザーの同意を得てから匿名化し、学術研究機関に共有。ともに解析を行い、疫学的な研究結果を元に新たな発見につながるのを期待しているとのこと。
このデータ解析、海外では割りと良く行われていることですが、海外メーカー(Fitbitとか?)は日本国内にデータを提供してくれず、日本ではこれまで進められなかった分野だそうです。これのためにも、日本製のウェラブルデバイスにこだわったというのがあるようです。
このほか、IFTTTと連携も可能なので、寝落ちしてしまったら部屋の電気を消して、玄関の鍵を閉める、目が覚めたらカーテンを開けてコーヒーを淹れるなんてことも可能になりそうです。
なお、発売は2020年1月ですが、11月にはベータテストを開始するとのこと。こちらの詳細はまだわかりませんが、気になる人は公式サイトなどをチェックしておくといいかもしれません。
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(source weara)