TUTAYAとBookLiveが提携し、TUTAYAの店頭やオンラインで書籍を購入した場合に、BookLiveで電子書籍版を無料もしくは割引価格で購入できるサービスを提供するということを発表しました。
同様のサービスは米AmazonがKindle MatchBookとして実施しています。
紙の本を買ったらKindle版もついてくる、Kindle MatchBook発表 – Dream Seed
今回の試みで面白いのは、本だけでなく、たとえばTUTAYAでDVDやゲームを購入した際に関連する電子書籍も無料等で提供されるという点。
このサービスがあるなら、「とりあえずTUTAYAで買うか」という流れになりそうな気がしますね。
本を買う場合もよく書店でどんな本が出てるか見てから電子書籍を探すことがあるので、もし無料で電子書籍がもらえるなら、本を見つけた時に購入してしまいそうです。
他にもシリーズものの新刊が出たりした時も電子書籍は1か月遅れとかよくありますが、あとで電子書籍が無料あるいは格安で手に入るならとりあえず紙の本を買ってしまうということもあるかも。
ただ今回の提携ってTUTAYA側には大きなメリットがありそうですが、BookLive側のメリットが見えてきません。
電子書籍の普及促進にはなるのだろうけど、別途TUTAYA側から1冊いくらという感じでBookLiveに支払うのかな?
サービスの開始は「年内を目途」としていますが、実際には各出版社との交渉はこれから始まるようです。すでに合意しているところもあるのでしょうけど、今後どの程度の出版社が合意するのか、この流れに対してAmazonが何か手を打つのかという点も注目です。
(via Yahoo(毎日新聞))
(source CCC)