Ubuntu for Phoneの開発を進めているCanonicaのCEO、Mark Shuttleworth氏がWall Street Journalに対してUbuntu for Phoneは10月にリリース予定だと語っています。
それによるとUbuntu for Phoneは10月に2つの大きな市場でリリースされるとのこと。どこかということは明かされていませんが、「北米市場はUbuntuにとってとても重要」とも言っているので、1つは北米なんでしょう。もう一つは順当に考えるなら欧州か中国というあたりでしょうか。Galaxy Nexusで動作する開発版は、当初1月中という話もありましたが2月末になるようです。
ライバルになるかもしれないFirefox OSは低スペックな開発機を用意したり、ブラジルのVivoが本年中に発売を予定しているなど、どちらかというと途上国での販売を意識しているようです(ZTEが欧州や北米の販売を計画しているようですけど)。Ubuntuはどうするんですかね。その知名度を活かすなら、やはり北米や欧州などUbuntuユーザが多い地域(北米や欧州に多いのかわかりませんけど、イメージ的には多そう)で出したほうが話題にはなるでしょう。ただこれらの地域はiPhoneやAndroidのシェア争いが激しいのも事実。そこに割りこむよりも、まだスマートフォンの普及が遅れている途上国を狙ったほうが旨味はあるような気はします。
(via engadget)
(source Wall Street Journal)