某所から、「よかったら弄ってみて」と中国メーカーUMIDIGIのスマートフォンUMIDIGI Z2 Proが送られてきました。最近はこの手の中華端末にはすっかり興味を失っていたのですが、意外や意外、結構良さそうな端末です。
というわけで、数時間程度しか弄ってはいませんが、ミニレビューをお届けします。
UMIDIGIというメーカー自体を知らなかったのですが、2012年に誕生した新興メーカーのようです。公式サイトも英語になっており、かなりグローバルを意識している様子。ちなみにGearBestでも端末を扱っています。
UMIDIGI Z2 ProはそんなUMIDIGIのフラッグシップモデル。主なスペックは下記。
- ディスプレイ:6.2インチ 2246×1080
- SoC:Helio P60 8コア
- RAM:6GB
- ストレージ: 128GB + microSD
- リアカメラ:16MP + 8MP
- フロントカメラ:16MP + 8MP
- バッテリー容量:3550mAh ワイヤレス充電対応
- DSDS対応
- LTE対応バンド:1 /2 /3 /4 /5 /7 /8 /12 /13 /17 /18 /19 /20 /25 /26 /28A /28B / 34 /38 /39 /40 /41
端末自体の質感はとてもいいです。大手のハイエンド端末と比べても遜色はありません。
背面はガラスバック。この端末はカーボンファイバー調ですが、他にHUAWEI端末のようなトワイライトカラーもあります。
USBはもちろんType-C。ちなみに3.5mmジャックはありません。
なお、専用ケースも付属しており、これの出来がとてもいい。3000円くらいで売っていても納得してしまいそうです。
筐体の出来がいくら良くても、肝心の中身がダメだと話になりませんが、これがまた良くできています。
この手の低価格中華端末はAndroidをカスタマイズしたオリジナルOSを採用することもありますが、UMIDIGIは素のAndroidとなっており、操作で迷うことはありません。Androidのバージョンは8.1。
そして動作が異様にキビキビしています。これまで沢山の端末を弄ってきましたが、そのどれよりもキビキビしています……というと言い過ぎかもしれませんが、本当に速いです。一体どうなっているんだと心配になるくらい。
おそらく、何かを犠牲にしている(バッテリ持ち?発熱?)のだとは思いますが、Androidってこんなに速く動くんだと素直に感心してしまいました。
ただ、ベンチマークの結果は普通です。
アプリの動作自体も特別に速い感じはしません。デレステは3D標準なら特に問題なく、3Dリッチだとカクツキが目立つ程度。
ホーム画面(ランチャー)の動作だけが速いということなのだろうか?
なお、価格は299.99ドル(約3万4000円)。GearBestでは在庫切れ(?)のようですが、CoolCoolでは販売中です。
もし技適を取ってくれたらおススメしたいところなのですが、さすがに無理でしょうね……。
追記:その後も少し弄ってみたのですが、充電回りがやや特殊な気がします。ワイヤレス充電が反応したりしなかったり、途中で止まったり。USBからの充電も妙に安定しないというか、充電器を選ぶ感じがします。というわけで、動作は速いけど手放しでお勧めするのは苦しいかも。個体差かもしれませんが。
(coverage : 公式サイト)