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EUでは2024年末までにモバイル機器の充電ポートとしてUSB Type-Cの採用が義務付けられましたが、この流れにインドも追従するようです。ただし、基本全てのモバイル機器を対象としているEUとは違い、インドではフィーチャーフォン、ウェアラブル、およびヒアラブル製品はこの制限から除外される可能性があるとのこと。
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EUでモバイル機器の充電にUSB Type-Cを義務化する法案が成立
image: Adobe Stock欧州連合(EU)の立法機関である欧州議会は10月4日、モバイル機器にUSB Type-Cポートの採用を義務付ける法案を可決しました。2024年末までに、EU内で販売されるすべてのスマートフォン、タブレット...
これは、インドのニュースメディアmintが政府高官の話として伝えているもの。USB-C縛りの影響を受ける業界関係者がコストアップの懸念を示し、これに対して除外が検討されているようです。
EUとは違い、インドでは2億5000万台という大規模なフィーチャーフォン市場があり、かつUSB-Cを利用していないウェアラブルやヒアラブルの世界最大の市場でもあります。これらを除外してしまうと、USB-Cに統一して余分な充電器などの電子廃棄物を削減するというそもそもの目標が達成できない気がしますが、市場が大きいだけにその影響を無視することもできないのでしょう。なお、インドでは、ヒアラブルとウェアラブルの共通充電方法を決定するための委員会を作成したとのことです。