Valveは3月11日、Steam DeckにWindowsをインストールする際に必要になるドライバーの提供を開始しました。Steam Deck自体は、OSとしてSteam OSを搭載しているものの、中身的にはPCそのものでありWindowsやLinuxのインストールに対応することは以前から明かされていました。
今回、Windows用のドライバーを提供したことでSteam Deck上でWindowsを動かし、Steam以外のゲームをプレイすることも可能になります。
ただし、現状ではいくつかの注意点があります。まず、対応するのはWindows 10のフルインストールのみ。Steam OSとのデュアルブート用のインストーラーは準備中とのこと。また、Windows 11については、fTPMをサポートする新しいBIOSが必要であり、これも現在準備中だとしています。
今回、GPU、WiFi、Bluetooth用ドライバーが提供され、オーディオドライバーについてはAMDなどと提携し開発を進めているとのこと。つまり現状では本体および3.5mmジャックから音は出ません。ただし、USB-CやBluetooth経由でなら現状でも利用可能とのことです。
最後に、当然ながらSteam Deck上のWindowsはサポート対象外です。なにか問題が発生した場合には、リカバリー手順に従ってSteam OSに戻すことができるとしています。
Source: Valve