米ベンチャーキャピタルのLoup VenturesがGoogleアシスタント、Alexa、Siri、Cortanaに対して800問の質問を行い、その精度を測る「IQテスト」を実施しました。結果としては、Googleアシスタントがトップの成績。これにSiri、Alexa、Cortanaと続きます。
テストは、ローカル(地域に関連するもの)、コマース(音声での注文)、ナビゲーション、情報、コマンド(指定時間に電話をかけるなど)の5つカテゴリーで計800の質問を出題。それぞれ問題を正しく認識できたか、それに対して正しく回答できたかを判定しました。
Googleアシスタントはすべての質問を認識し、約88%に正しく回答。Siriは800問中3問を誤認識し、75%に正しく答えたとのこと。
なお、このテストは昨年も実施されており、正答率はGoogleアシスタント 81%、Siri 52%、Alexa 64%、Cortana 56%でした。それぞれ結果が向上していますが、Siriの上昇率がずば抜けていいるのがわかります。
カテゴリー別ではGoogleアシスタントは万遍なく好成績なものの、コマンドではSiriに一歩及ばず。
コマース部門でAlexaのスコアが低いのは、例えば「マニキュアにはどれくらいの費用がかかりますか?」という質問に対してAmazonでの検索結果を返してしまうためとのこと。商売っ気に走りすぎて、評価を落としてしまっているわけです。
他にも、リンク先では過去のテスト結果との比較で、どのように改善されて来たのかなどが示されています。
Cortanaはともかく、Siriもまったくと言っていいほどに使ってはいないのですが意外と性能があがっているようで驚きました。でも日本ではHomePodも出ていないし、イマイチ使いどころがないのですよね。
(source LoupVentures)