以前に、Windows Phone(Windows 10 Mobile)で使えるスマートウォッチについて書きましたが、せっかくなので、Windows 10 Mobileな FREETEL KATANA02でPebble Timeが使えるか試してみました。
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結論から言うと、Windows 10 MobileとPebble Timeの組み合わせはほぼ使い物になりません。
今回使ったのはPebble Watch Proという200円の有料アプリ。Pebble向けのアプリは幾つかあるのですが、実はPebble Time以降(Pebble Time、Pebble Time Steel、Pebble Time Round)をサポートしているのはこのアプリだけのようです。無料のPebble Watch Liteというのもありましたが、これもPebble Timeは非対応です。
アプリを利用するにあたり、事前にPebbleとのペアリングが必要ですが、Windows Phone(Windows 10 Mobile)でペアリングしようとすると「Pebble Time LE」と「Pebble Time」の2つが表示されます。ペアリングするのはLEが付いていないほうです。LEは省電力なBluetooth LEのことだと思いますが、アプリがLEに非対応とのこと。
で、実際にペアリングすると利用可能になるわけですが、残念なことにアプリがバックグランドになると接続が切れます。つまり、アプリがアクティブな状態でなら通知を受け取ることができます。ただ、試した範囲ではTwitterの通知は受けられましたが、Gmailの通知は飛びませんでした。
また、アプリのせいではなくWindows Phone(Windows 10 Mobile)の制限ではあるのですが、電話の着信通知、テキストメッセージ(SMS)の通知を飛ばすことはできません。
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これはOSの制限なので、現状、Microsoft Band以外で着信通知を受けられるデバイスは存在しないようです。
そんなわけで、本当はもう少し使いものになるかと思っていたのですが、現状ではWindows 10 Mobileとスマートウォッチの組み合わせはダメダメですね。
国内ではWindows 10 Mobileが盛り上がり始めていますが、同様に盛り上がりをみせているスマートウォッチ、アクティビティトラッカの対応がこの程度では厳しいものを感じます。いずれなんとなかると期待したいところですが、なんとかなるころにスマートウォッチも次の世代に移っている気がしなくもないです。