英スタートアップのPentaformが、150ドルからと低価格なWindows PC「Abacus Basic」の先行予約を間もなく開始するようです。
Abacus Basicは、セットトップボックスに分類されるであろうミニPC。タッチパッドを搭載したキーボード型の筐体にCPUやメモリ、ストレージにバッテリーなど必要なパーツが組み込まれており、ディスプレイを繋げば即利用可能です。
ただし、CPUはAtom x5-Z8350で、RAMは2GB/4GB/8GB。ストレージはeMMC 16~128GBと価格なりの低スペック。
というのもこの端末、もともと通常のデスクトップやノートPCを購入できる層向けではなく、そうした端末を購入できない低所得者層に向けたもの。Pentaform自体、そうしたデジタルギャップを埋めることを会社の使命として掲げています。
であれば、この価格でも手が届くディスプレイ付きのChromebookのほうがいいのではという気もするのですが、それでもWindowsを使いたいという要望は多いのでしょう。
ポート類は、HDMI 2.0、3.5mmジャック、USB 3.0、USB 2.0 x2、USB-C(PD対応)。
これ1台であれもこれもとできるデバイスではありませんが、キーボードサイズでどこでも使えるWindows端末(ただしディスプレイは必要)が欲しい人にはちょうどいいのかもしれません。低所得者向けというよりも、一部ガジェットマニアには人気が出そうです。