Xiaomi Japanが、Redmiシリーズの最新モデル「Redmi Note 11」を3月10日に発売します。価格は2万4800円。
前モデルとなるRedmi Note 10 JEは、日本仕様モデルとしてキャリアから販売されましたが、今回のRedmi Note 11は、SIMフリーでの販売です。また、日本向けに周波数帯の調整はしているものの、仕様的にはグローバルモデルと変わりません。そのグローバルでは、Redmi Note 11シリーズとして4モデル発売されていますが、日本では発売されるのは、そのうちの4GB+64GBの最下位モデルで5Gにも非対応です。最近ではこの価格帯でも採用が多い、FeliCaも搭載していません。
これについてXiaomi Japanの安達氏は、価格と仕様のバランスをとった結果だとしています。つまり、5Gがなくても価格やディスプレイ、カメラなどで十分に競争力があるという判断です。
ディスプレイは、6.43インチのAMOLEDを搭載。解像度はFHD+(2400 x 1080)でリフレッシュレートは90Hz、タッチサンプリングレートは180Hzに対応します。具体的なバージョンは不明ですが、保護ガラスにはコーニングのゴリラガラスを採用しています。なお、リフレッシュレートは標準では60Hzなので、必要に応じて設定から変更します。
背面はプラスチックではありますが、滑らかな質感のマット仕上げになっています。指紋が付きにくいのはありがたいところ。横幅は73.87mmで片手でも程よく扱えるサイズ感です。指紋センサは本体右側、電源ボタンと兼用で配置されています。
SIMスロットは本体左側。microSDとDual SIMを併用できるトリプルスロット仕様です。microSDのためにSIMスロットが1つ潰れてしまうことはありません。
3.5mmジャックは上面に配置。ちなみにスピーカーは底面、上面の2か所にデュアルスピーカーを搭載しています。低音の迫力は不足気味ですが、同価格帯の他端末として比較すると、十分な音質だと感じます。
50MPのクアッドカメラを搭載
Redmi Note 11の背面カメラは、5000万画素のメインカメラに800万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラ。それにプラスして200万画素の深度センサーという4眼構成です。
もちろん、AIによるシーン認識などにも対応しており、日常的なスナップを撮る目的であれば十分な性能です。
バッテリーは5000mAh、33W急速充電に対応
バッテリー容量は5000mAhの大容量。ワイヤレス充電には非対応ですが、33Wの急速充電に対応しています。Remi Note 10と比べると充電効率が21%向上しており、約1時間で0%から満充電にできるとしています。
Snapdragon 680搭載
このほか主な仕様としては、SoCはSnapdragon 680でRAM4GB、ストレージ64GB。LTE対応バンドは4G: LTE FDD: 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/26/28/66、4G: LTE TDD:38/40/41。
実際に触った印象としては、片手で持ちやすいサイズ感に、動作もスムーズ。スマートフォンでがっつりゲームをするような人でなければ、これで十分なのではと思えます。
FeliCaはもとよりNFCにも非対応なのは残念なところですが、その辺りを割り切って使えるのなら、魅力のある1台だと言えそうです。
Redmi Note 11は、IIJmioやgoo Simsellerなど複数のMVNOや量販店で取り扱われる予定です。
また、mi.comと楽天のXiaomi公式ストアでは、3月4日から2万2800円で予約が開始されています。
日本にもXiaomiショップをオープンへ
Redmi Note 11発表会の中でXiaomiのSteven Wang氏は、2022年の目標として「100%ローカライゼーション」を掲げています。これに伴い、日本国内にもXiaomiの公式ストア(実店舗)を開設する考えを明らかにしました。といっても、いまのところ決まったスケジュールがあるわけではないともしており、直近でオープンするという話ではありません。
ただ、手始めにポップアップストアやストア内ストア(量販店の中の1コーナーのような形)を試すとのことなので、こちらは近いうちに実現しそうです。